職業としてのプロ野球解説者 (サンガ新書 14)

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  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901679466

感想・レビュー・書評

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  • 書棚の整理をしていて、未読だった一冊を発掘。7年前の発行だった。当然書かれていることはやや古いが、きっと今でも同じことが言えそう。

  • 「ベンチがアホやから野球がでけへん」のエモやん著。ユニークと言うかネタ切れと言うか解説者を題材にした本。世紀のトレードで阪神入りした時、全盛期の江夏が忘れない阪神ファンからはかなり厳しい目で見られ苦労したと思う。34歳の早過ぎる引退の後書いた『プロ野球を10倍楽しく見る方法』がヒット。選手目線の毒舌とプロ野球選手にしては達者な文章が新鮮だった。あれからはや30年。後輩解説者への苦言と昔日のプロ野球礼賛等かなり保守的な内容で「老いたりエモやん!」と言わざるを得ない。下宿にて著者のラジオ解説を聞きながら記す。

  • プロ野球ファンにはそれぞれ好みの解説者がいる。カープファンの私が好きなのは達川と大下。特に地元中継の広島弁バリバリ全開の達川、そして北別府とペアで解説している時の大下は面白い。大下のイヤミな解説に北別府の柔らかな物言いが見事にクッションになっていてイイ!
    江本の解説はあまり聞く機会がないが、歯に衣着せぬイメージがある。ただ、この人は弱者に対して優しくない感じがある。バッサリ切るのはいいがフォローが欲しいと感じる。正直に言うと弱小カープの弱小の理由をバッサリとやられるのはファンには耐えられないことがあるのだ。「選手層が薄い?わかってるよ!金がないんだよカープは!どうせえゆうんじゃ!」と言いたくなるのだ。
    この本は彼の解説者感と日本プロ野球論。裏話として読むのは大変面白いが、もう少し実名を挙げて欲しかった。確かのこの本を読んでから野球中継を見ると解説者とアナウンサーの掛け合いが倍(10倍ではない)面白くはなるだろう。
    また、彼の提案する若くして引退選手に警察官としての再雇用の道を作ってあげるという案には大賛成である。

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著者プロフィール

1947年高知県生まれ。高知商業高校、法政大学、熊谷組(社会人野球)を経て、1971年東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)入団。その年、南海ホークス(現・ソフトバンクホークス)移籍、1976年阪神タイガースに移籍し、1981年現役引退。プロ通算成績は113勝126敗19セーブ。防御率3.52、開幕投手6回、オールスター出場5回、ボーク日本記録。1992年参議院議員初当選。2001年1月参議院初代内閣委員長就任。2期12年務め、2004年参議院議員離職。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送を中心にプロ野球解説者として活動。2017年秋の叙勲で旭日中綬章受章。アメリカ独立リーグ初の日本人チーム・サムライベアーズ副コミッショナー・総監督、クラブチーム・京都ファイアーバーズを立ち上げ総監督、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督として北京五輪アジア予選出場など球界の底辺拡大・発展に努めてきた。ベストセラーとなった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』(ベストセラーズ)、『野村克也解体新書 完全版』(清談社Publico)をはじめ著書は80冊を超える。

「2023年 『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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