- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901714082
感想・レビュー・書評
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斉藤広達著「MBA仕事術」日系BP社(2003)
*MECE:mutually exclusive collectively exhaustive・・・「もれなくダブり無く」という考え方で分析、問題解決の枠組みとして最も利用できるツール
*MECEの手法を使用することで、どんな情報を集めたらよいかについての綺麗な枠組みが整理できる。
*MECEの徹底活用ですばやく、もれなく、ダブり無く情報収集を行い、次に欲しい情報に関する論点を明確にし、具体的な質問に置き換えて情報を集める
*因数分解の手法を活用し、集めた情報を要素ごとに分解して原因を解明する。
*分析結果から洞察力を発揮してWHY?SO WHAT?を抽出する
*情報やデータが足りない場合はロジックを駆使し仮説を構築する
*小規模なテスト&リサーチを行い仮説の結果を少しずつ実証していく。それらを現実的なビジネスプランにまで育て、プロジェクトとしてスタートする手はずを整える。
*一人ひとりの人間をONE to ONEマーケティングで説得しベストメンバーと協力者を終結させる
*レバレッジの手法を活用し、メンバーの潜在能力を顕在化させる
*進行中のビジネスがその方向に進んでいるのかシナリオ分析を駆使しながらプロジェクトの様々な局面での意思決定を行う
*最高の結果だけを創造してしまう楽観バイアスに注意して、第三者から客観的にみれるようにしておかないと意思決定を狂わす結果になる。
*プロジェクトの最終ゴールをみんなで共有したうえで、日々の目標設定を明確にし、チーム全体のヤル気を最後まで維持する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Why?
So what?
わたしはわたしの行動において
何度これを繰り返せるだろう。 -
「MBA」と言うタイトルに惹かれ、期待し購入すると、内容に失望するであろう。
ただし、課長クラスのマネジメント層があらためて現職のポジションを考え、今後の歩む道を考えるための自己啓発材料としては適している。
筆者が指摘している通り、過去の経験だけで昇進し、現職をこなし、かつ優越感に浸る読者には、忘れかけていた「発想」を思い起こさせるよいきっかけにはなるのではなかろうか?
量的にも苦痛なく読みきれる一冊であり、怠けた頭を使い、あらためて流行のMBAに憧れ、学習意欲が沸いた輩の”手始め”にはよいかもしれない。
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「ちょっとの苦労を好奇心で乗り越える」