子育てマンガ すてきなお母さんになるシンプルな3つの方法―自分を育てる初めての親業
- カンゼン (2006年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901782913
感想・レビュー・書評
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子供と接するうえで、どうすれば信頼が築けるのか。
愛情をかけている、というのは主観であって
子供がそれに気が付かなければ自己満足。
一体どうやって子供と接していけばいいのか。
遠い昔の自分は覚えていないので、非常に役に立ち
納得ができる内容でした。
おうむ返しをする事、子供の目線に立つ事
一緒に考えて押し付けない事。
簡単ですが、うっかり忘れそうな現実に
気を付けなければなりません。 -
[墨田区図書館]
この本の元となっているのは、親業訓練協会の特別顧問をしている筆者による、「親業」の実践方法の説明とともにマンガで示した「能動的な聞き方」と「わたしメッセージ」の出し方。
普通の本よりもより現実に即した内容、雰囲気となっていて少しはその通りに出来そうな、自分たちの日常に近いシチュエーションが紹介されているような感じがする。
少しこの著者の本を読んでみようか。この直前に読んだ「子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」」では、価値観が同じ人はいない、子どもが言うことをきかないのではない、親の価値観を押し付けているだけだ、というのがあったが、その点を無視(笑)した場合、より効率の良い、より傷つけずにすむ方法があるかも。
例えば「成績が下がった」という子どもの心を開く「能動的な聞き方」では、①繰り返し(成績下がったんだね)、②言い換え(前より悪かったんだ)、③言葉の背後にある「気持ちをくんで」、その気持ちを確認する(ガッカリしたんだね)。
それに反し、よくある間違った対応としては、①命令(次はもっと勉強しなさい)、②脅迫(このままじゃ、クラスでビリになっちゃうよ)、③説教(もっと勉強しないといけないよ)、④理詰めで迫る(勉強量が足りないんだから、もっと勉強すればいいんだよ)、⑤提案(ゲームの時間、へらしたらいいんじゃないの)、⑥非難(そんな勉強の仕方でいい成績取れるはずがないだろ)、⑦はずかしめる(成績なんか気にしてるのか、人間が小さいな)、⑧解釈(運動も成績も何でもできるようになりたいなんて、欲張りだな)、⑨賞賛(成績以上に大切なものもあるんだよ。絵がうまいんだからいいじゃないか)、⑩同情(学校って成績がついてまわるから大変だよね)、⑪尋問(何の成績が下がったの?何で下がったと思う?勉強はちゃんとしたの?)、⑫ごまかす(まあ、それはそれとして、お茶でも飲もうか)。私がやるのは、①~⑥と⑪かな?
親は自分の気持ちを語り、そのうえで、親子の対立を解決する(おきないようにするのではない)、「親業」を創始したトマス・ゴードン博士の提唱する「勝負なし法」を実践すること。すなわち、事前に子どもにこの「勝負なし法」について説明して納得を得てから、①問題を明確にし、②考えられる解決策を一緒に出し、③解決策を評価し、④双方が納得いく解決策を決定し、⑤解決策を実行し、⑥結果を評価する。 -
マンガがメインなので、とにかく読みやすい!
神髄がマンガで表現されてるので、さらっと読んだだけでも、きっと心に呼び掛けるものに出会えるはず♪
親になる人、いえ、誰しも誰かの子どもなのだから、
すべての人に一度は触れて欲しい、コミュニケーション手法の『親業』。
親子だけでなく、夫婦、友達、職場…すべての生活の場面に活躍すること間違いなし☆
というのは、「自分も相手も気持ち良く」がベースだから。
自分もいつでもでも使えてるわけではないけれど(使えてないことの方が圧倒的(>_<))、
『親業』を知ることで、
少なくとも、そんな自分を自覚して、自分の気持ちを率直に表現する親に…
それまでより、少しは“我が子と正面から向き合おうとしてる、人間らしい素敵なママ”になれてるかな?と、自分で自分を認められるようになりました(*^o^*)
自分は一応、一通り知ってるはずの内容でしたが、
『三歳の声変わり』のくだりにはドキッ。
子どもの声変わりではなく、親の『声変わり』。
それまで、「オムツ換えると気持ち良いね〜」と子どもの心ベースで声掛けしていたはずが、
子どもがしっかりお話&行動できるようになる三歳くらいから、「〜しなさい」「ダメね」「早く」等の声掛けをしてしまいがち…
“魔の二歳児”の豹変について行けなかった私は、既に息子一歳半くらいから、『声変わり
してしまっていたように感じます。
改めて、早い段階で『親業』に出会えて良かった!! -
『親業』という言葉は、どうも受け付けない感じでその手の
本は手にしたことがなかったのだけど、たまたま取ったこの
本が、『親業』をベースとした本だった。
マンガが殆どなので、さらっと読める。
『親業』の根本的な部分を簡単に説明してくれている。
『親業』云々を知っていて今まで手を付けなかった人や、
全く知らない人まで、ちょっと手に取って読んでみるには
そんなに難しくない1冊だと思う。
子どもだけでなく、人間の心理をついた、この『親業』。
(以下抜粋)
「長年かかって作り上げた行動のパターンを無意識に変える
ことは、実はそんなに簡単ではありません。親も意識的な
努力や訓練があって初めて新しい行動が身に付くことが多い
のです。そんな親の変化を促すのに、ちょっとした援助が
あることが役に立つことがあります。親業は、そんなちょっと
した援助ができる存在です。」
「わたしメッセージ(3つの方法の1つ)を送りさえすれば
子どもは親の思い通りに行動するはず、と考えるのはまちがいです。」
結局は、コントロール(支配)することが目的ではないのだ。
いかにお互いコミュニケーションを取って、自立した関係を
作るかなのだ。
そう思いつつ、感情で行動してしまうんだけど・・・ -
『親業』の紹介。
中心となる3つの方法は・・・
1子供の心を開く「能動的な聞き方」
2親の思いをわかりやすく伝える「わたしメッセージ」
3親子の対立を解決する「勝負なし法」
親子の関係だけじゃかくて、すべての人間関係でやくにたつよ、これら。
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20090903図書館 -
勉強になります。
パパはもっと育児を勉強しないとです。
育児は育自ですね。 -
親子のコミュニケーションを良くする本。仕事の場でもつかえそうですから、お父さんも読んでみましょう。「能動的な聞き方」「わたしメッセージ」「勝負なし法」が具体的に解説されています。が、その時になるとなかなか難しいですね。‘3歳の声変わり’(子供が言葉を理解するようになると、親はしつけモードになってしまう)にははっとさせられました。図書館予約数は22(08/04/19現在)です。