- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901908948
作品紹介・あらすじ
現代の人々と共通する気持ちと、当時の人だけが持つ感覚、こころを感じる歌物語をイラスト満載のフルカラーで紹介しています。
ちょっとしたコラムページでは万葉集の歌から当時の人々の生活、価値観が垣間みえます。
基礎知識から資料編まで充実、万葉集を知らない人も、もちろん知っている人も楽しめる一冊です。
感想・レビュー・書評
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恋心を表現する趣はなんだか心の浄化になりそうで、私も詠ってみたい。昔の歌に現代でも共感や楽しさを持てるなんて時空を超えた友達と会話しているようで凄いと思う。
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フルカラーで、イラストも多いから凄く万葉集を身近に感じられる。会話形式で解説をしていて分かりやすい。最高の万葉集の入門書だ。
鳥子ちゃん、鹿先生のやりとりで
理解深まる万葉の歌-
2023/09/26
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傍らに珈琲を。、大丈夫だ、全然気にしないでくれ!
ちなみに、この本には
ひさかたの 天の川原に ぬえ鳥の うらなけましつ すべなきまでに
...傍らに珈琲を。、大丈夫だ、全然気にしないでくれ!
ちなみに、この本には
ひさかたの 天の川原に ぬえ鳥の うらなけましつ すべなきまでに
(現代語訳)
(ひさかたの)天の川原に(ぬえ鳥の)心から嘆いておられたどうにもならない程に
の歌が作者不明で載っていたよ。また気になることがあれば気軽にコメントしてくれ!2023/09/26 -
張飛さん、おはようございま~す
有難う御座います!
昨晩こちらに駆け込んだ時は、和歌には枕詞があることをすっかり忘れてて、
全ての言葉を訳...張飛さん、おはようございま~す
有難う御座います!
昨晩こちらに駆け込んだ時は、和歌には枕詞があることをすっかり忘れてて、
全ての言葉を訳そうとしてました 笑笑
ひさかたの~の現代語訳もありがとうです♪
張飛さんが教えてくださった訳も含めて、自分なりに感じ取っていこうと思います。
ホント、感謝です。2023/09/26
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歌の解説だけじゃなく、当時の恋愛事情とか防人事情とかまで解説にあったので、より当時の人々の気持ちに近づけました。個人的には地図があったのがとてもポイントが高かったです。歌に出てくる地名を実際の地図上で見ることで、奈良時代と現代って地続きなんだなって実感できます。挿絵も素敵で満足感の高い一冊です。
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1300年前に作られたとされる万葉集。しかし、当時の人々も恋に悩んだり、人との別れを惜しんだりなど、現代でも共感できるところがあります。本書は、成り立ちや種類から歌に登場する動物についてなど、イラストや対談形式でやさしく解説してくれます。当時の概念を知ることで、歌をより身近に楽しめるかもしれませんよ。
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新元号の令和が万葉集から選ばれたとあって、にわかに万葉集が読まれているそうだ。万葉集の入門書ということなので、かわいい表紙のこの本を手にとった。
春日の山に住む鹿先生と、生徒役の鳥子ちゃんの問答集の形で可愛いイラストと共に、万葉集の解説がなされている。
万葉集の歌がジャンルごとに紹介されて、原文と口語訳が載っていて、その横のページに解説が載っているので、1首ずつ味わうべきポイントがわかって、歌の意味や詠まれた状況がわかりやすい。
歌の解説とは別に「万葉新聞」というページがあって、その頃のファッションや万葉食事情をわかりやすく教えてくれて面白い。
自然の景色と人の感情を結びつけて、なんと豊かな感情を万葉の人々が歌っているのに驚くとともに、我々現代人の感情とも相通ずる親近感を感じることができた。
皆さんもこの本をきっかけにして、万葉集の扉を開いてみると面白いとおもう。
図書館スタッフ(東生駒):ミラベル・ジャム
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万葉集初心者の小雀・鳥子ちゃんの疑問に、鹿先生(春日山在住)が答えてくれるというもの。
やわらかい印象の挿絵がステキで、古典というジャンルにありがちな堅苦しさはない。
「妹」「背」など、よく出てくる単語は解説もあり、わかりやすくて楽しめる。
(ちなみに「妹」「背」は、「いもうと」や「せなか」のことではない。)
心の内をストレートに表現した歌うたは、1000年以上も後に生きている私にも共感できる。
なんのこっちゃと思う歌も多いけれど、こんなに親しめそうなら、一度『万葉集』を読んでみようかとも思えた。
“夢の通い路”って言葉は万葉集の時代からあったのかな…とオトメな鳥子ちゃんに、「ないねー。」と一蹴する鹿先生がクール。
図書館スタッフ(東生駒):コロロ
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帝塚山大学図書館OPAC
https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/813052 -
今風の可愛いイラストを見るだけでも楽しいが、解説もしっかりしており万葉集ファンとして大満足の一冊。
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声に出して読みたい一冊。諸説あるが、歌集名もとても好き。自然との距離が近いぶん、自然を詠んだ歌は柔らかく、優しい。千年以上前の人々の心に触れて、雅な世界を感じられた。
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とても綺麗で読みやすい本。
万葉集気になるけどどこから手をつけたら良いのかわからないな…という方にとってもおすすめ!!
1ページに一首、また1ページに会話形式の解説、コラム…という感じでとても読みやすい。でも和歌や古典に関する知識もしっかりインプットされる。バランスが良い。
やっぱり万葉集が好きだなあと思った。日常の何気ない気持ちとかも歌になってて、当時の人の考え方とかを知ることができるのって単純にめちゃくちゃすごいことだと思うし、何より飾らない素直な表現がとても好き。
ちなみにこの本のめちゃくちゃいいなと思ったところは、原文も載っているところ。ひらがなが続くところとか、あまり聞き慣れない言葉だと意味が分かりづらい。原文の漢字を見ると「こういう意味か…!」とわかったりするので、万葉集読む時は原文も併せて読みたい。
この中で好きだなと思った歌は
み空行く 月の光に ただ一目
相見し人の 夢にし見るる
ぜひお気に入りの一首を見つけて欲しい。 -
学生(らいすた)ミニコメント
万葉集をわかりやすく解説した本。挿絵もあり、万葉集を読んだことのない人でも身近に感じられ楽しめる。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658306