著者はオウムへの潜入取材やホームレスに関しての著作もある。
都内23区内の食べ歩きだが、なんでそんなに食えるのかと言うくらい食う。
文章は面白いのだが読んでて胸やけがしてくる。
挿絵も結構いい味出していると思ったらイラストレーターで漫画も描いてる人だった。
2008年の本なので今でもその飯屋が存在するかどうかは別にして、露骨な悪口を書いている訳でもないのに、どの店も行きたいと思わせない語り口が新鮮。
店名まで晒しているのに、良いのかこれ?と思ってしまう。
新鮮に感じたのは、この10年でポリコレ(ちょっと違うか?)の影響で表立っての悪口は出版リスクが高くなってる影響もあるんだろうな。
面白いんだけど、ある意味濃すぎる内容に辟易しながら読了した。