英語多読完全ブックガイド[改訂第3版]

  • コスモピア
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本棚登録 : 93
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902091762

作品紹介・あらすじ

英語多読におすすめの洋書13,000冊の最新データを収録。2007年7月刊行の改訂第2版収録の12,000冊から、絶版になったものを外し、新刊や新たなおすすめ本を加えた改訂第3版です。ペンギンリーダーズやオックスフォードブックワームに代表されるシリーズものは、第2版の23から一挙に44シリーズに増えています。
「辞書は引かない」「わからないところはとばす」「つまらなくなったらやめる」が多読の三原則。自分の英語レベルにあった本を探したい、次に読む本はどれがいいだろうというときにすぐに役立つ、日本で唯一の本格的洋書ガイドです。

■多読必携の洋書ガイド
英語圏の児童向けの教科書や副読本であるLeveled Readers(略称LR)、ノンネイティブの英語学習者のために単語や文法事項をレベル別に制限して編集されているGraded Readers(略称GR)をはじめとして、多読におすすめの洋書をたくさん紹介します。実際に読み通した複数の人の意見を集約して、「日本人にとっての読みやすさ」を数値で表した「YL」レベルをつけ、ジャンル、総語数、ISBN、おすすめ度、コメントを掲載しています。

■ぜひ読みたい特選本を選定
読みやすさレベルを6段階に分けて、レベルごとに特におすすめの本をピックアップ。表紙写真やページサンプル、あらすじ、読者の感想付きで詳しく紹介しています。多読を始めたいが、どれから読めばいいのかわからない場合は、特選本の中から選んでスタートしましょう。

■アルファベット順リストと索引から探せる
13,000冊をシリーズ名または著者名のアルファベット順に整理して掲載。複数の出版社からいろいろな英語レベルで簡約版が出ている名作については、邦題からも検索できます。たとえば『オズの魔法使い』は4冊、『嵐が丘』は5冊、『クリスマス・キャロル』は6冊の中から、自分に合ったものを選ぶことができます。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、英語多読用の本を紹介したもので、
    2005年8月に発行された初版、
    2007年8月の改定第2版に続き、
    2010年4月に発行された改定第3版である。

    収録図書データは、初版が10,000冊、改定第2版が12,000冊、
    今回の改定第3版が13,000冊である。

    新しく紹介している多読本が増えただけでなく、
    冒頭に紹介されていたここ3年の変化も興味深い。

    Graded Readers(英語学習用図書)では、
    1万語を超す長編の朗読音源がMP3のCD-ROMやダウンロードでの提供に変わってきている。

    さらに、英語圏の絵本・児童書の音源は、ブックガイドの第2版が発行された3年前までは、
    まだカセットテープが主流だったのだが、今ではすべてCDに移行し、
    サイトでのダウンロード販売も増えてきた。

    2010年1月に『読み聞かせのための音のある英語絵本ガイド』も出版されているが、
    電子データを活用して耳から英語を楽しめる環境が急速に広がっている。

    英語を英語として、どんどん読んで、どんどん聴くようにしていきたいものである。

    本書の構成は、次の通りである。

    第1章 SSSの段階的多読法
    第2章 ぜひ読みたい特選本
    第3章 多読向けLR・GRシリーズ紹介
    第4章 シリーズ別・作家別推薦図書リスト
    第 5章 索引
    第6章 多読活用レファレンス

    基本的な章構成は変わらない。

    第2版と変わったところは、
    「多読向けLR・GRシリーズ紹介」の前に
    「ぜひ読みたい特選本」が来て、
    第2章第3章が入れ替わったことだろうか。

    多読初心者に対して、考え方を確認した後に、
    多読に適したシリーズに行くのではなく、
    先にレベル0の超特選、特選で紹介されている作品から
    自分に合いそうな本を選んで、購入するか図書館で借りるかして
    多読を始めようと、薦め方の方針を少し変えたためと思われる。

    第1章は、第2版までと変わらない。

    改行の入れ方がまるでウェブの文章のように、段落を落とすだけではなくて、
    パラグラフごとに空白行が入るようになって、読みやすくなった。

    ウェブ時代の読者に対応してのことかもしれない。

    第2章は、レベルごとの説明文を章の頭にまとめて、
    リストをその後ろに配する形に構成を変えている。

    確かにその方が読みやすい。

    説明文で加わったところとしては、
    「このあたりから、リスニングも開始しよう」と
    「最初から聞き読みしている人は」の項目が挙げられる。

    やはりリスニング重視である、

    ここが弱い自分としては、多読に戻るにあたっては、多聴も一緒に始めたいと思った。

    そして、以前よりも音源を取りやすい状況にあるのだ。

    ちなみに、「このあたり」とは、どこかというと、
    レベル2あたりである。

    しばらく離れていたので、復習するならレベル2あたりからの本と
    リスニングかなと思った次第である。

    推薦本はデータが1,000冊増えているだけあり、
    基本的な路線は変わらないが、新しい本も多い。

    超特選は1ページで、特選は半ページで紹介している。

    各本には、読者の感想コメントがあり、その本へのイメージを持たせてくれる。

    その本の類似本で「次に読むなら」のリストが充実している。

    第 3章は、多読向けLR・GRシリーズ紹介を展開する前に、
    Leveled Readers : LR(児童向け段階別学習絵本)と
    Graded Readers : GR(英語学習用段階別図書)について解説し、
    どう活用していくかについて見開きで説明しているページを新たに設けている。

    紹介では、代表的なLRやGRの各シリーズの説明、
    レベル別の字数、使用語彙数、字体や大きさなどを紹介している。

    代表的なものには見開きを割き、それに準じたものは1ページ、半ページの説明である。
    紹介しているシリーズは倍近く増えている。

    第 4章は、シリーズ別・作家別推薦図書リストである。

    これを眺めていると、この本を片手にブッククラブを徘徊した日々を思い出す。

    いや、思い出している場合でなく、早く多読の世界へ帰ろう。

    途中にコラムが挟まれていて作家さんの紹介があるのだが、
    それがまた魅力的である。

    書評、特に、短評の描き方として参考にもなる。

    その本を愛している人が描いている言葉がそこにある。

    読みたいなぁと思わせる言葉が短い中にすっと入っているのだ。

    また、気になるのは、リストに余白が増えたことだろうか。

    つまりは、データを後から足しているので、
    紙媒体の装丁にリストが合っていないように見えるのだ。

    この余白があったら、その分書誌データを詰めてくれ!と思ってしまうのは贅沢なのかな。

    あるいは、超ショートコラムを入れてほしいと思ってしまった。

    「おわりに」に書かれていたのだが、
    本書は第2版ではあまり取り上げなかった絵本のデータを増やしているのだ。

    多読は、英語は英語としてそのまま読む手法だが、
    私自身は英語は英語として読み、
    日本語は日本語として読み、
    さらに両者を横断して読むのも趣味としている。

    多読を増やしつつも、この趣味も続けていこうと思った。

    これでブッククラブだけではなく、
    洋書絵本を所蔵している図書館にこのリストを持っていける。

    いやいや、もっと洋書を持っている本屋にも行ってしまおう。

    コラムでは、 Audible.comの情報が新たに追加されていた。

    音声を聴こうというメッセージをこのブックリスト全体が
    投げかけてきているように感じた。

    とにかく、多読に帰ろう!

    そして、多聴も始めよう!

    絵本を読むのがますます楽しくなってきた!

    眺めているとやる気になってしまうブックガイドだった。

  • 洋書多読する上でのバイブル的な存在。多読を始めた当初からお世話になっており、かなり重宝してます。
    ただお値段と誤植が少々目立つのがネック。

  • 多読を始めようと思って出会った、まさにガイド本。
    多読とは、などは他の本を当たった方が詳しく書いてあると思うが、
    具体的な本の紹介は、完全と謳ってるだけあって日本で得られる資料として完璧だと思う。
    実際の本を手に入れるのが大変だけど、ちょっと頑張ってみる価値はありそうだと個人的には思う。
    借りた本。安く売ってないかな〜

  • カタログ本なので段階的に読み進めていくためには必要。読みたい本が先にある場合はどうすれば?

  • このガイトに通じ、たくさん英語多読用シリーズ物を知りました
    おかげで、たくさんの本を入手しました。
    自分もちろん、これから子供が英語をはじまる時も、きっと役立ちます。

  • この本との出合いと最初の一冊『Inspector Logan』CER! (YL1.4)が、楽しく読めたことで、もっとも苦手で、挫折のくりかえしだった英語が、楽しみに変化しました。 どう読み進めればよいかということと、特選の本も紹介されていてとても助かります。特に、本の内容のおもしろさに惹かれて読み進めることが大切なので、本を選ぶときに参考になります。
    実際には、私のレベルでは、もう少し下のレベルから読み直しましたが、レベルを上げて読んでいく楽しみも実感できます。俳優であった児玉清氏のように早く厚い英文の小説をよめるようになりたいです。

  • 総語数を調べられる。

  • できれば手元に一冊。
    「音のある英語絵本ガイド」などと同様、どこで借りたのかは忘れてしまったけれど、子どもが幼稚園に入る前の頃に読んだ本の一冊。この手の本から、多読やORT、コスモピア社など、キーワードを増やしていってYRなどを用意してくれている多読クラブがあることなどを知っていった。生憎と思った通りの実践は出来ていないけれども、おかげで子供の英語へのハードルはかなり低かっただろうと思う。今でもまだ一人で読もうとするわけではないが、Kipperシリーズは好きだし、会えてよかった本の一つ。

  • 立ち読み:2011/6/12

    こういうリファレンス本が1冊あるといいだろうな。Penguin Readers Easystart とかは結構はずれもあったし。

  • ある程度の情報は、サイト(「多読プラス」とか)でも入手できるが、詳細な情報はやはりこの本を買わないとダメかな。

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