世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!!…でも本当は知りたいかも。

著者 :
  • いろは出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902097962

感想・レビュー・書評

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  • 「世界のニュースを日本人は何も知らない」などで、私自身が世界の国々についての勝手な思い込みをアップデート中ということもあり、「世界のニュース…」というタイトルが目につき、著者が さくら剛 なので読んでみることに!

    生真面目な人にとっては不謹慎とも言える例え話が多くて、ふざけすぎと感じてしまうでしょうが言ってることはまともです。
    以前に「感じる科学」を読んでいるので、さくら剛さんに対する信頼度は割と高いんです♪
    著者は世界中のいろんな国を自分の足で歩き回っていることもあり、肌で感じてきた海外の情報は素直に受け止めざるを得ません。

    私自身あまり世界各国のことを詳しく知ろうという気持ちはないですが、本書のタイトル通り「テレビだけでわかるか!」とは思っています。
    テレビや身近な人などの影響で出来上がってしまった、画一的で誤った決めつけを少しでもなくすためには、このような本は大いに役に立ちます。

    ジンバブエ、UAE、ギリシャ、ウクライナ、インド、ソマリア、イラク、イスラエル、キプロス、ブータン、ペルーなどについて、こんなに面白く説明してくれる本には巡り合ったことがありません。
    ですが、政治・経済や社会情勢などは学者ごとに主張が異なり、お互いに「もっと勉強しろ!」と言い合うような正解のないものだと思って意見を受け止めておくことが大事です。
    さくら剛さんの言っていることも、多様な真実の中の一部分にすぎないと思って読みました。

    科学に関しては観測や実験で誰の主張が正解なのかが明らかになりますが、正解がわからない事柄も多く、そこが議論の対象となります。
    CO₂と地球温暖化の関係などがまさにそうで、政治利用・ビジネス利用・道徳教育利用など各種利害関係者の思惑に振り回されていると感じます。
    実際に、CO₂と地球の気温の変化の因果関係は科学的根拠をもって証明されていません。温暖化の原因としてCO₂がかなり怪しいという論文が多いのは事実のようです。
    逆に「地球温暖化と温室効果ガスは無関係」とか「地球温暖化の原因はこれだ!」という意見もありますが、明確な証拠データーはありません。

    世の中を正しく理解するには「何が正しい情報か?」の判断が必要です。
    政治・経済に限らず、科学的なことに関しても、さくら剛さんの言うとおり「なんとなくこの人なら信頼できそうだ」という直感で決めるしかなさそうです。

  • 難しいニュースをユーモアあふれる文体で超わかりやすく解説した、奇跡のような本。爆笑

  • 難しいことをわかりやすく、わかりやすいだけでなく面白く、知ることができる本書に出会えてよかったと思った。著者の旅行記は何冊か読んだが今回のようなテーマは、今後も読んでみたい。難しい内容をわかりやすく面白く伝えれる著者は他に知らない。
    テーマは、サブプライムローン、ハイパーインフレーション、デノミ、ドバイ、ギリシャ危機、ウクライナ、インドのIT、オバマ大統領、ソマリアの海賊、イスラムの過激派、パレスチナ問題、IPS細胞、ビックス粒子、ビットコイン、SNS、新型インフルエンザ、国際宇宙ステーション、温暖化問題、レアアース、ニート、ブータンの幸福度、ナスカの地上絵。

  • ニュース報道とニュースを理解できるかは全く別問題 世界の経済:サブプライムローン リーマンショップ ハイパーインフレ 北朝鮮デノミ 金持ちドバイ ギリシャ危機 世界の政治:ウクライナ問題 インド・IT産業 オバマ大統領の最大功績 ソマリアの海賊 イスラム国・イスラム過激派 イスラエル・パレスチナ問題 世界の科学:iPS細胞 ヒッグス粒子 ビットコイン SNSの発明 新型インフルエンザ 国際宇宙ステーション 世界のその他:温暖化問題 レアアース ニートとは ブータンの幸福度 ナス科の地上絵・再発見

  • さくら通信のリスナーで本書を読みました。
    非常に読みやすい文体で、ヒッグス粒子やビットコイン等、知らなかったことについて知るためのとっかかりをつかめました。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 様々な事柄をユーモア、喩え、著者の経験を交えて解説しており、非常に楽しく読めた。内容は一般常識レベルに留まるが、知っていることもこれまでと違う視点で書かれていたりするので新鮮さがある。
    この著者の本は初めて読むが他の本も読みたいと思う。

  • 面白くなかった。
    途中で読むのを辞めました。

  • 聞いたことあるけどよくわからない世の中のニュースがこれでもかというくらいわかりやすく説明してくれています。

    「サブプライムローン」「イスラム国」「リーマンショック」「温暖化問題」etc

    この著者の文章はくだらないけど個人的にはツボでいつもにやにやしながら読んでしまいます。

    大変面白かったです。

  • 非道い~世界経済(サブプライムローン・リーマンショック・ジンバブエのインフレ・北朝鮮のデノミ・ドバイの奇跡・ギリシャ危機):世界政治(ウクライナ問題・インドのIT・オアバマケア・ソマリア海賊・イスラム国・パレスチナ問題):科学(iPS細胞・ヒッグス粒子・ビットコイン・SNS・新型インフルエンザ・ISS):その他(地球温暖化・レアアース・ニート・ブータンの幸福度・ナスカの地上絵)~君はねぇ、ひねくれているのではなくて、まともじゃないよね。多少の感心する部分はあったけど、サブプライムやリーマンについての説明は、AKBの握手権などの無理矢理な喩えを持ってこなくてもいいんじゃない? あとは適当な喩えが見つかっていないし、自分の放浪体験に結びつけて我田引水に持って行って、ついていけません

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著者プロフィール

1976年静岡県浜松市生まれ。中程度の引きこもり。ニートの現状を憂い一念発起して旅に出かけ、帰国後Webサイトで各方面の旅行記を発表。常識に囚われない独特の書き方が話題を呼び、トータル50万ヒットを超える人気サイトとなる。著書に「中国初恋」(幻冬舎)、「三国志男」(サンクチュアリ・パブリッシング)がある。

「2009年 『インドなんて二度と行くか!ボケ!! …でもまた行きたいかも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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