屋上喫茶階

著者 :
  • 書肆侃侃房
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本棚登録 : 102
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902108736

感想・レビュー・書評

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  • これはほとんど装丁買い。
    空色のカバー。中身も空色がいっぱい。
    真っ青な空を背景に、屋上に向かう階段を写した写真が気に入った。
    ちょっと文章がポエティックすぎて自己陶酔感あるけど、まあオシャレキャッフェー好きな人はこのくらいなら許容範囲でしょうね。

    都市に住む人々の中には、自覚の有無を問わず「屋上者」がたくさんいると思う。解放を求めて少しでも見晴らしの良いところへ、少しでも風を感じられるところへ。実際、屋上カフェは人気だよねぇ。
    この本の中にもたくさん屋上カフェや屋上庭園が紹介されていて、行ったことあるお店もちらほら。天気のいい日にはこの本を頼りに屋上散歩に出かけるのもいいかも。(ただし情報は2008年4月時点のものなので要確認)

    屋上の童話『R氏の不思議な屋上』も結構好きでした。

  • 別著者の『東京屋上散歩』とはまた違った切り口で、屋上好きにはお勧めの1冊。
    東京限定ですが、様々なタイプの屋上が、こと細かに見れます。

    残念ながら、紹介されている1部のお店は、既に閉店しております。

  • 2017 4/5

  • 0時 か ま

  • す!て!き!
    東京にも屋上に芝生はあったんだなー
    屋上を目指す屋上者。おくじょうもの。

  • この本の装丁や雰囲気が好き。
    疲れると読みたくなります。

  • 代官山のカフェ会(4/18)で、satoruさんからこの著者の「カフェの扉を開ける100の理由」を勧められましたが、そちらよりはこの本の方が私には面白そうだったので、こちらを読みました。

    タイトルの通り、屋上にあるカフェについて紹介されています。
    イントロでは屋上の気持ち良さについて述べ、それから屋上のいろいろな使われ方について、著者なりの分類と定義づけがされています。

    丸い貯水槽を「天然放置タイプ バグダッドカフェ型(貯水槽型)」と表現していて、楽しくなりました。
    ほかに「不思議惑星キンザザ型」というのものもありました。どうやらソ連のカルトSF映画から名付けられたものだそうです。

    庭園や駐車場、ダクト置き場、単純放置など、いろいろな利用のされ方があることが、写真でみてわかりました。
    TV番組「空から日本を眺めてみよう」を見ている気分です。

    最後に収録された短編も、雰囲気が出ていてよかったです。
    掲載された写真はどれもきれいで、願わくば、その屋上の写真の場所も記載されていればよかったのに、と思いました。

    晴れた休日に、コーヒー片手にぱらぱらめくってみるのに向いていそうな一冊です。
    紹介されたカフェは、都内ばかりでしたが、何軒かには実際に行ってみたいと思います。

  • この本はフォトエッセイ集です。この本を知ったきっかけはtwitterで素敵な言葉を教えてくれたある方が紹介しているのを見たからです。都会の屋上を利用した、喫茶やビオトープ、屋上緑化、屋上を愛する人たちなどのフォトを見ていると、自分も昔、母親に連れて行ってもらったデパートの屋上遊園地を思い出しました。残念ながらボクの記憶にある屋上遊園地は無くなっていましたが、思い出す事ができたのは、この本のおかげです。

  • 実に好みの本です。「水平な散歩に出られないときはこのままの格好で垂直な散歩に出かけよう」という一文をはじめ、「R粒子」「屋上者」「屋上視力」など言葉のチョイスが面白い。屋上を楽しめるカフェ、デパートの遊園地などの屋上写真に添えられた川口さんの文章がとても心地いい。「屋上者」の方々への取材、屋上を楽しむためのレシピ、屋上を舞台にした不思議な短編小説までどこをとってもハズレなしの素敵な一冊でした。

  • 屋上で喫茶という目のつけどころ、写真、紹介しているお店などセンスが好きな本。そのため文章(ポエム)が過剰な印象。「私たちすてきでしょ」アピールな感じが鼻につく。一見するとただのカフェ紹介雑誌に思えなくもないけど屋上にでれるお店に行ってみる、という人とすこし違う楽しさを知るにはいいと思う。

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著者プロフィール

ライター、喫茶写真家。全国2000軒以上のカフェや喫茶店を訪れてきた経験をもとに、
多様なメディアでその魅力を発信し続けている。
著書に『東京 古民家カフェ日和』『京都 古民家カフェ日和』(ともに世界文化社)、
『喫茶人かく語りき』(実業之日本社)、『名古屋カフェ散歩』(祥伝社)他多数。

「2022年 『金沢 古民家カフェ日和』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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