- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902222029
感想・レビュー・書評
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「選択理論」を提唱したウィリアム・グラッサー博士による、夫婦関係に特化した本。
選択理論とは、人がいかに動機づけられ、いかに物事を認知し、いかに行動するかについて、一連の脳のはたらきを説明した理論。人は誰でも、自分の人生を効果的にコントロールしようと努力している。選択理論を学び、人がいかに動機づけられ、いかに物事を認知し、いかに行動するかを知ることによって、皆さんは自分自身、そして関わりのある全ての人々が「なぜ、いかに行動するか」を客観的に理解しやすくなり、結果として自分の人生を効果的にコントロールできるようになる。「どのようにして自分の生きたいような人生を自由に生きながら、自分が必要とする人々と良い関係を持ち続けられるか」選択理論を学ぶことによって、その答えを見つけやすくなる。
本書は、具体的な事例を織り交ぜながら、どう答えを導いていっているのか説明しており、参考になる。グラッサーの進化途中も読み取れ、面白い。 -
選択理論心理学を元にした、良好な夫婦関係を構築する(あるいは再建する)ための本。
▼外的コントロールの「7つの致命的習慣」
批判する、攻める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、バッスル、自分の思い通りにしようとして褒美で釣る
これらの習慣が致命的である理由は、時間さえ充分かければ、どんな結婚でもその息の根を止めてしまうことができることだ
▼思いやりを示す7つの習慣
傾聴する、支援する、励ます、尊敬する、信頼する、受容する、意見の違いについては常に交渉する
私たちが自分の思い通りにできるのは、"自分自身"だけである。もしあなたが不満足な人間関係を抱えているとすれば、それを改善するために"自分"に何ができるかに焦点を当てる。他人を変えようとしてもそれは無駄な努力。あなたが外的コントロールを取り除けば、ほとんどの場合パートナーは変わる。 -
結婚生活がうまく行かない場合にどう改善するかを考え方の面から語っていく本。
著者の選択理論を結婚生活に適用した例となっている形で非常に面白い。
皆いろいろなものを選択して生きている。選択したことに気づかないまま。
夫婦がわかりやすいけど、人との関わりにおいてどんな関係でも意識しておくべきことが書いてある。
外的コントロールの致命的習慣が人を不幸にする
批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、褒美で釣る
生存の欲求:リスクの考え方、特にお金
愛と所属の欲求:愛する、愛される
力の欲求:尊敬される、争う
自由の欲求:自分のしたいことをする
楽しみの欲求:楽しむこと、新しいことを学ぶこと
選択理論の思いやりを示す習慣
傾聴する、支援する、励ます、尊敬する、信頼する、受容する、意見の違いについて交渉する
選択する全行動には、行為、思考、感情、生理反応がある -
著者が提唱する「選択理論」に基づけば、破綻しかけている夫婦でも再び幸せになれることを説く本。
あまり、ピンとこず。流し読み程度。 -
"結婚は、他人同士が協力して作っていくものということをあらためて認識させてくれた本。
配偶者となった人、それぞれに(男性と女性)性格も異なる。それらを認識した上で、より良い結婚生活とするために何をすべきなのかをひもとく。
著者のグラッサーさんは「選択理論」というものを提唱している。全ての行動は選択の積み重ね。主体的に選択できるものは自らの行動のみ。自らの行動、行為を選択していることに気がつき、変えていくことで良い関係を構築していくというカウンセルをしている。相手の反応で我々は感情が生まれる(喜びや怒りなど)その感情からどう反応するかは選択できる。感情にゆだねて起こした行為は、無意識に選択した行為ともいえる。そのことに気がつくことで、自らの行為(癖)を変えることもできるという。
この「選択理論」は結婚以外の対人関係を構築していく上でも役立つものだと思った。
「グラッサー博士の選択理論」という本もあるらしい。
こちらも読んでみたくなった。" -
頂いた本。結婚の謎というタイトルのように謎が書かれているわけではなく
結婚して何年も経つと夫婦間で疎遠になったりお互いへの不満などがあっても諦めているものだが、選択理論と相手を思いやる七つの習慣を学び、夫婦で改めて向き合い話し合う・行動を起こすことで相手を理解し良好な関係を一緒に作っていくための本。 -
リレーションシップを築いてゆくには、自分の価値観よりも
「二人が幸せであるため」にはどうあることがベストであるのかを
選択してゆくことだと気づいた時に「選択理論」の存在を知り読んでみました。
実践的な内容があまり書かれていないのが少し物足りませんでした、
「選択理論」(自分の価値観より二人の幸せの為の選択)を理解するうえでは、わかりやすい内容でした。