戦略を超える理念経営

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  • アチーブメント出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902222562

作品紹介・あらすじ

組織のために人があるのではなく、人のために組織がある。高い「求心力」と「結束力」で圧倒的な成長を生み出す価値創造企業のつくり方。

感想・レビュー・書評

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  • ・ 理念経営とは、「何事でも、自分にしてほしいことは、他の人にもそのようにしなさい」という黄金律を素直に、誠実に、そして本気で実践する経営だ。
    ・ 理念経営とは、自社に関わるすべての人を尊重する経営。自分が社員だったら、お客様だったら、会社にどんなことをしてほしいだろうかと考え、行動するということ。
    ・ 組織の中で働く一人ひとりの人間を幸せにする経営を目指している。
    ・ 理念経営は、まごころ、思いやりといった人を心から大切にする経営である。それを成し遂げるのは、社員を信じる真の心。
    ・ 社員に命令し強制的に働かせるといった経営手法ではなく、社員が自ら進んで働くことを促進する経営手法。
    ・ 今まで2000人以上の経営者を見てきた結論として、繁栄する企業ほど人を大切にする理念経営を実践し、その上戦略や戦法を展開していることがわかった。
    ・ 会社はそこで働く人の質で決まる。働く人の質は、経営者の質で決まる。
    ・ 「責任は経営者がとる」の姿勢が社員を成長させる。
    ・ 良い仕事(職場)の八つの共通点
    1, 良い職場は人を成長させる。
    2, 良い職場は上質な人間関係がある。
    3, 良い職場は最善を追求している。
    4, 良い職場は改善を求め続ける。
    5, 良い職場は経済的繁栄をもたらす。
    6, 良い職場は働くことの喜びが感じられる。(報酬が目的ではなく、自分、仲間、顧客を幸せにするために働いている。奉仕・貢献による精神的な報酬が、経済的報酬を上回っている)
    7, 良い職場は自分のキャリアビジョンが描ける。
    8, 良い職場は社会貢献できる。(その結果、自分自身のみならず、親や家族、自分に縁のある人々を幸福に導ける)
    ・ 目指す経営は、全員主役経営。
    ・ 経営者は自分の感性を大切にし、自分に合った人と仕事をすることである。相性は努力してつくりあげるものではなく、お互いの遺伝子レベルで感じ合う関係。採用は、会社の優先順位第一の仕事である。社員をファミリーの中に入れること。そしてファミリーの一員にしたいような人材を採用すること。私が採用したい人材は、人間的に温かくておもいやりがあり、誠実で責任感が強く、約束が守れる人で、目的目標達成能力が高く、気の利く人材である。そして仲間を大切にできる利他的な性格。
    ・ 人間は自分の経験、体験の中からしか確信が得られない。部下に限界突破(ブレイクスルー)の体験をさせること。
    ・ お客様に感謝されればされるほど社員が自分のステージを上げていける仕組みをつくること。

    →キーワードはファミリー。社員もお客様も家族のように思えば、自ずと相手のことを考え、信頼し、大切にする。みんなにも良い経験をして成長してほしい。

  • 僕は恥ずかしながら、この会社のことを最初は知りませんでした。^^;
    でも、今年の夏頃、友人づてに僕に興味を持ってくれた社員の人が連絡をくれて実際に会って話してみるとその向上心とか、自己啓発にまつわる(自社のこと以外の)知識の量なんかは頑張って勉強してないと持てないようなレベルで、その姿勢や考え方は大いに刺激になった。
    で、興味があって知り合いに借りてこの本を読んでみました。

    感想は…まずこの本は、少し準備をしてから読まないと読めない本だなと思いました。
    言っていることは正しいしよくまとまっているんだけど、アンサーファーストというか、基本的に結論やポイントになる部分しか書かれていないので「何故そういう考えに至ったのか」を自分の実体験で補いながら「あるある」「そっかこう考えれば良かったのか」って思える人でないと、読んでてよくわからない印象を持ちかねないと思いました。
    そして、割と上から目線なのも気になったかも。。

    社会人経験がない人、あってもあんまり改善についての意識がない人が読んでも読み切る前に放棄しちゃうと思うし、他の企業と少し違うので逆に違和感を与えかねない本だと思います。
    そして、割と自分に自信のある人も読んでく中で嫌悪感を覚えるんじゃないかなと思いました。
    なんとなく、極端に嫌う人がいる理由も頷けた。^^;

    でも、書いてある内容については、著者本人の思いがすごく伝わってきました。
    企業に対する愛とか、従業員に対しての感謝。そして、自社だけでなく、社会全体に対して貢献していきたいと本気で考えていること。

    僕自身は割と「結果も大事だけど、プロセスを楽しめることも大事にしたい」「理論で人の心は動かない」と考えてる方なので書かれている内容に完全な迎合はできなかったけど、参考になるポイントはいくつもありました。

    ・人づくりとは、自分よりも優秀な人をつくること。
    ・「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」の3つの輪を交差させ、輪が重なり合う中心部分を拡張させていくこと。(やることを変えるのではなく、増やして領域を重ねていくこと)
    ・辛いこと、厳しいこと、嫌なことを克服しなければ、人間は成長しない。一番嫌なことをやれば、見違える人間になれる。

    その通りだ。嫌なことから逃げるんじゃなく、克服しなきゃだ。

    向上心旺盛な人、割と強く言われるのは好きな人は好きな本だと思います。
    興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいな。

  • 人の不満の本質は、人間関係にある。

    会社はそこで働く人の質で決まる。働く人の質は経営者の質で決まる。これ以上でもこれ以下でもない。だから、社員を見たらその会社の実力、品格が分かる。

    人が全て

  • 就職活動の選考で
    会社から貰ったもの。

    ビジョナリーカンパニーなどと
    似たような類。

  • モノよりヒトの経営方針
    =理念経営

  • 選考で課題図書としてもらった。
    企業の経営者としての心構え。

    以下メモ。

    モチベーションは自分の求めるものを明確にすることによって高まり、それを実現できると確信すればさらに最善の努力ができる。願望を書きだす時間を取る事は重要である。

    会社や上司に惚れるのも一つの才能である。この世に理想の会社は存在しない。

    採用において能力は大切だが、それ以上に価値観が合う事が必須。

    世の中は、知識に価値を置くがプロは知恵に価値を置く。
    ⇒やり方だけでなく、あり方ありきの思考力。

    一流の経営者は人間学を極める。生きる目的、人間とは何なのか。その体現が、企業。

    「一番嫌なことをやれば、見違える人間になれる」

    どんな仕事にも、壁もあれば悩みもある。悩みは逆にいいもので、理想が高いから悩む。そのギャップがポテンシャル(潜在能力)である。

  • 人生の師匠、青木仁志の代表作です。
    経営をする上で、本当に大切なことを伝えています。
    青木が経営する、アチーブメント株式会社は不況下でも関係なく好業績を維持し続けています。
    実のあるメッセージがいっぱいです。

  • 戦略論ばかりの経営書籍で、戦略を超える理念経営と題した新しい経営書

  • 理念就活してこうと思います!

  • 企業がどうあるべきかを描いた本。
    人材は宝です。

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著者プロフィール

青木仁志(あおき・さとし)
北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネジャーとして数々の賞を受賞。その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年、32歳で選択理論心理学を基礎理論としたアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、延べ46万名以上の人財育成と、5,000名を超える中小企業経営者教育に従事している。自ら講師を務めた公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で毎月連続700回開催達成。同社は、Great Place To Work®Institute Japanが主催する「働きがいのある会社」ランキングにて8年連続ベストカンパニーに選出(2016‒2023年度、従業員100‒999人部門)され、また、日本経済新聞による『就職希望企業ランキング』では、社員数300名以下の中小企業にて最高位(2014年卒対象就職希望企業ランキング第93位)を獲得。著書は、40万部のベストセラーとなった「一生折れない自信のつくり方」シリーズなど累計64冊。

「2023年 『一生折れない自信のつくり方 実践編[文庫版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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