- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902257205
作品紹介・あらすじ
本格ジュブナイルSF登場!!
二○XX年、地球に正体不明の病原体が広まり、人類は絶滅の危機におちいっていた。病原体から逃れるべく、いつ終わりを迎えるかわからない旅に出発した人々がいた───。ヒロシは、地球のことを知らない「船生まれ」の子ども。 午前中は教室で勉強し、午後は農場で食糧となる作物を育てる、自給自足のシステムが整った船内では、それがあたり前の日常だった。 だがある日、立入禁止の部屋の窓から見たものは、ヒロシがそれまで考えもしなかった、驚くべき光景だった……。
感想・レビュー・書評
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小学校4年生〜
読みやすく、バランスが良く、はらはらさせられる展開だが残酷な描写は無い。
周りの大人も私利私欲に走る者がおらず、子どもたちを見守ってくれ、安心して読み進められる。
それは非現実的で、八方美人な設定かもしれないが、子どもの周りの大人たちとはそうあってほしいのが理想というものだろう。
恐ろしい困難以外に余計な「敵」が増えないというのは筋道もすっきりしていて好印象。
学校図書館に置いておくに理想的かつ、多くの子に勧めやすい良作。
授業中のブックトークにも使いやすく、先生方にも好評である。また一部の教科書にも、推奨本として掲載されている。
私のブックトークでは「希望」が本当はどこにいるのかを、主人公のヒロシが知ってしまうところまで明かしておく。最近の子たちはその危機的状況がすぐさま理解できるようで、驚く様子が楽しい。
そして食糧難が起こり、老朽化も進み、残された時間が容赦なく無くなっていく中、果たしてどうやって帰還するのか、帰還しても地球は無事なのか……という形で終わらせる。
主に男の子たちに人気がある作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「本格ジュブナイルSF登場!!
二○XX年、地球に正体不明の病原体が広まり、人類は絶滅の危機におちいっていた。病原体から逃れるべく、いつ終わりを迎えるかわからない旅に出発した人々がいた───。ヒロシは、地球のことを知らない「船生まれ」の子ども。 午前中は教室で勉強し、午後は農場で食糧となる作物を育てる、自給自足のシステムが整った船内では、それがあたり前の日常だった。 だがある日、立入禁止の部屋の窓から見たものは、ヒロシがそれまで考えもしなかった、驚くべき光景だった……。」 -
最後に、地上に出られてよかった。あと、宇宙にいると思っていたのに、本当は海の中にいたのが、ビックリした。
二日 239p -
ジュブナイルSF。
いまの子どもたちに向けた新しいSFが書かれているのが、まずうれしい。ありえそうな未来の展開に、ひきこまれて一気読み。 -
★★☆☆☆
謎の病原体から逃れ新天地を目指して宇宙をすすむ「希望」号。
しかし、大人たちが子どもたちに隠している秘密があって・・。
筋書き通りに物語りが進んだなあという、物足りなさが。
子どもたちだけ、あるいは大人だけの物語であったら、また違うかったかも。
(まっきー) -
ジュブナイルSF。
わくわく感が味わえるが、物たりなさも感じる。