- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902257359
作品紹介・あらすじ
今夜は、クリスマスイブです。なのに、テオのおとうさんとおかあさんは、いつものように仕事で留守。ベビーシッターは、テオをほったらかしていねむりをしています。ひとりぼっちのテオは、窓の外をながめて、流れ星にいのりました。だれか、いっしょにいてください!すると、ツリーの上で、古ぼけたクリスマスのかざりが動きだし…。テオとクリスマスのかざりたちとの、一夜の冒険がはじまったのです。
感想・レビュー・書評
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今夜は、クリスマスイブです。なのに、テオのおとうさんとおかあさんは、いつものように仕事で留守。ベビーシッターは、テオをほったらかしていねむりをしています。ひとりぼっちのテオは、窓の外をながめて、流れ星にいのりました。だれか、いっしょにいてください!すると、ツリーの上で、古ぼけたクリスマスのかざりが動きだし…。テオとクリスマスのかざりたちとの、一夜の冒険がはじまったのです。
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図書館本。クリスマスを一人寂しく過ごすテオ。そこへ、ブリキの兵隊と木馬と天使と…不思議で温かみのある物語が動き出します。私は楽しく読んだけど、長女には「3」だったそうです。
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今日はクリスマスイブ。でもテオの両親は仕事で帰りが遅い。ベビーシッターはケータイに夢中で、そのうち居眠り。一人で古いクリスマスの飾りつけをしていると、飾りの馬や天使たちが動き出し、一緒に冒険に出かけることになります。冒険を終えて家に帰りツリーの下で眠ってしまったテオ。帰宅した両親にやさしく抱かれてベッドへ連れて行ってもらいます。そして、クリスマスの朝、テオの家には立派なツリーとプレゼントが置かれていました。
テオの孤独なイブが、オーナメントたちとの冒険でステキなクリスマスへと変わります。 -
クリスマスの夜も仕事で両親が遅くにしか帰ってこない。さびしい男の子テオ。でも、流れ星らしきものに心臓のありったけでお願いをすると…
私自身も、私の娘も商売人の子でしたから、テオのような思いは何度も味わってきました。でもね、ひとりきりでも、テオのようになんとか幸せなクリスマスを迎えようとしたものです。そういう思いを持てる子は幸せです。
世の中には、ふてくされて投げやりになって、お願いもできず、ツリーも出したくない子の方が多いのかもしれません。
テオのありったけの願いは聞き入れられ、不思議なイヴの夜を過ごします。
天使のために公園で鳥の羽根を探してあげるシーン、私にはとってもロマンチックに映ったな。
ブリキの兵隊に、言い諭すテオのセリフも素敵。
「兵隊に、戦争は必要ないよ。」
「兵隊は、まもるんだ。人とか、町とか、家とかをね。」
テオだから、得ることのできた、不思議なクリスマスのおはなしなのかな。