現代日本文明論 神を呑み込んだカミガミの物語 (RBA新書)

著者 :
  • 創英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902281019

作品紹介・あらすじ

西洋の一神教的世界観に対峙せざるを得ない日本、この日本の本質とは?第一の視点はアニミズム的メンタリティ、第二の視点は文明の二重性、これらを軸に日本文明の特色を浮かび上がらせ、国際社会での日本の文明的位置づけを明示する。豊富な在外体験をベースに、欧米だけでなく、中南米、アジアをも視野に入れたスケールの大きな文明観を提示している著者が、日本の真髄を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • アニミズム的精神性を、一神教的精神性に分かってもらうことは難しいよね。

  • アニミズムアニミズム。一神論対アニミズム(多神論)
    日本とグァテマラが似ていて、中国の思想はむしろ西洋の一神論的だという主張が、それなりに納得できた。
    絶対的なものがあるため、歴史問題にしろ、靖国問題にしろ、譲れないという中国の主張が出てくるのだと。
    その他、文明というか社会の進歩を、西洋とローカルの混合というか調和と対立によって読み解くという感じ。
    まぁ結局は何が言いたいのかよくわからんけど、一外交官の、経験を基にした文明考察といったところ。著者に直接会ったことがなければまず買わないし、興味持てない分野。しかし、外交官たるには、文明論も考えておかないといけないのかなぁとも思う。

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著者プロフィール

1948年生まれ、文明論考家、元駐バチカン大使。
主な著作『現代日本文明論(神を呑み込んだカミガミの物語)』(第三企画、2006年)、『バチカンの聖と俗(日本大使の一四〇〇日)』(かまくら春秋社、2011年)、論考「小さなカミ、大きな神」『神園』(第9号、2013年)ほか。

「2019年 『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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