あたまのなかにある公園。 (ほぼ日ブックス)

著者 :
制作 : 荒井 良二 
  • 東京糸井重里事務所
4.24
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本棚登録 : 312
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902516395

感想・レビュー・書評

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  • 荒井良二さんによる装画で、紙や加工ににとてもこだわりがあっておもしろいです。
    読む度に新しい発見のある本です。

  • 「善は待てよ?」というくらいがちょうどいい。
    ほんとに善なのか、誰にとって善なのか、
    善というイメージのなかに、じぶんの怪しい気持ち、
    功名心だとか虚栄心だとかを
    紛れ込ませてはいないだろうか。
    じぶんの生来のいい加減なところを、
    追い詰めて息苦しくしてはいないだろうか。

    そんなことをしばらく疑います。
    で、「ま、いいか」と思えるようだったら、
    「ひとつの自分勝手なこと」として、やることにします。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    5月にあった「糸井重里さん座談会」向けに
    読んだ一冊。

    平岸にあった伝説(って言っていいと思う)のカフェ、
    「開化」さんの本棚で夫が見つけてから、
    揃えているこのシリーズ。
    いつも、砂漠が水を吸い込むように心に入って行くのですが、今回もそうでした。

    コピーライターとしての引退発言もそうでしたが、
    本当によくよく、
    それはもうよくよくお考えになられていて、
    いちいち沁み入ります。

    読む時間が、清く正しく思える、
    それがこの「小さいことば」シリーズ。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    2016/12/13(TUE)追記

    ・「ゴールは遠いなぁ」と、がっかりするのも道のりです。P17

    ・「たいしたことのない答え」が、ふんばりとふんばりで、実を結ぶということもあるでしょう。P19
    ・いちばん「サスティナブル(sustainable)」なのは、「それ、たのしくできないか?」なんだけどねー。つまり、それが「たのしくなかったら、やめちゃう」というくらいの決断が重要なんだよな。P27

    ・だいたいは、ふられるものなのだ。それくらいに思っていないと、うまくいかない。P90

    ・「悲しみのわかる、機嫌のいい人」というのは、ぼくの理想的な人間像かもしれません。P97

    ・前を見て
    脚を止めないで
    走っている人間の
    その背中は、
    後からスタートした若い人たちの
    素晴らしい目標です。P167

    ・やりたいこと、自信のあることをしっかりやる。P198

    ・「ねばれ!」しかないんですよね、、たいていのことは。天からぼ啓示も、ありがたい偶然も、ねばっている人のところにやってくるわけで、おそらくそれは「考えつづけている」というのと、同じことなんじゃないかなぁ。

    打席に立ちつづけていて、退かない。P238

  • 今作もやはり素晴らしかったです。印象としては、物事のとっかかり、初心、出合い頭に関係するような、起承転結の「起」のところをつぶさにみているように感じました。最初が肝心だ、とも言えますから、そこであまりにおかしなことにならないような、ちょっとした指針だとかヒントだとかを教えてくれているよう気がしました。そういう、始まりの部分をあつかう言葉が多かったので、いろいろな初心にあてはまるので、最初からこじれないで始められる助けになるように思いました。また、ある程度進んだ人が伸び悩んでいる時にも、そのそもそものきっかけはなんだろう、と考えれば、バックトゥベーシックで、初心を見直すことになると思うのです。そういう人にも、基本の立位置から修正するのに役立ちます。というわけですが、僕が今回の「小さい言葉シリーズ」である本作で「あぁ、それなんですか」と気持ちに残ったのは、「ねばれ」という言葉でした。読む人によって、きっと、気持ちに残るフレーズや文章は違うと思います。それだけ、多方面を向いていて、それぞれに力のある言葉でした。

  • ―――奇跡とは、
       あなたが毎日のように見逃していて、
       気にも留めていない偶然の数々。―――

    2009年の糸井さん。
    新鮮なきもちで物事を見すえています。
    いつもより、心なしか、カグチヒナコさん、こと、樋口可南子さんのことがたくさん書いてある。

    「すごいなあ」がちゃんと言えるようになることが人生の目標、の糸井さん。
    こういう考え方、とっても新鮮。
    ようするに、「すごい」ことさえわからないで終わる人生もあるわけで。
    ほんとうに「すごい」かどうかは、経験や学んだりして「実感」できないと、言えないことば。
    私は悔しくて言わないようにしてきたことば。
    私も、ちゃんと言えるひとになりたいな。

    それから「人をばかにしちゃいけない」に含まれる大きな落とし穴。
    「人」のなかにふくまれる、「わたし」のこと。

    ―――なにかがうまくいったときというのは、じぶんのことを「ばかにしなかった」ときでした―――

    謙遜でも、本心でも、バカにしがちなわたしのこと。
    これも見つめなおそうのテーマ。

    そして衝撃だったのは、
    ―――犬と猫は、まちがえるはずがない―――
    この文章はまるごと全部衝撃だった。
    たしかに。なぜだ。なぜ、犬と猫の違いがわかるんだ!
    幼児だってワンワンとニャンニャンの区別がつく!
    耳があって四足歩行でしっぽがあって、犬にはたくさんの種類があって、柴犬だけが犬じゃないのに!
    なぜ!どうして!
    ―――人間ってこのくらいのすごいジャッジを無意識でじゃかすかやってるんじゃないか―――

    視野がまたひとつ、ひろがりました。

  • 2013 12/21

  • (引用のみ)

  • 糸井さんの優しい言葉も好きだが、この本には、ブイちゃんの写真や、本人、奥様、食事…などなど沢山の写真が掲載されていたので、とても、ほっこりしました。

  • 誰にでもよめる、わかりやすい言葉で紡がれるのは、糸井さんの人生哲学です。でも、もちろん、そんなそんな堅苦しい感じは一切ない。カフェで友達と、仕事のことや友達、家族のことをおしゃべりしてたら、なんだかまた明日も頑張ろうかなって思えてきたぞ。そんな気分になる詩集です。

  • ゆっくり、大切に読みたい、と思いつつ、ついつい読みたくなる本。

    あっという間に。

  • 相変わらず糸井さんの言葉には、やられる。

    特別な話をされてるばかりじゃないのに、なんだかグッとくる・・・

    なんでや!

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プロフィール

1948年、群馬生まれ。コピーライター、エッセイスト、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。おもな著作に『糸井重里の萬流コピー塾』『ブイヨンの気持ち。』など。

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