羊どろぼう。 (Hobonichi books)

著者 :
  • 東京糸井重里事務所
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本棚登録 : 633
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902516418

感想・レビュー・書評

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  • 昔、大学の友人が奈良美智さんのファンで、みんなでいそいそと、横浜みなとみらいの奈良さん展示を観に、美術館に行ったことが蘇る。

    絵はちょっと目つきが怖いから苦手だけど、優しいタッチと絵の描き方はとても独特で、美大生だったら基礎デッサンの勉強になるだろう。
    優しい筆遣いが、少しおどろしい絵も昇華させる素敵な魅力がある画家さんだ

    在学中からずっと読みたいのに、未だ読めず。今春は、ゆずの桜木町を聴きながら、羊どろぼうをかじり読み、そしてみなとみらいの赤煉瓦倉庫で、ナナズグリーンティーの抹茶ラテを飲みながら観覧車に乗る。そんな横浜デート旅もできたらいいな

  • 古本屋でたまたま目に入って購入。装丁が好みだった、紙質と何より奈良美智さん。すぐ手にとった!
    日記のような1冊。写真や絵も良いね。心温まる言葉ばかり。たまに?な言葉もある。そこがまた面白い^^それで良いんだ〜

  • 「ほぼ日」を主宰する糸井重里の、1年分のことばたちが納められている1冊。ほんの一言、心をそっとくすぐるようなことばだったり、何度も読み返して自分の中に納めたくなるようなことばだったり、意味があるような、ないようなことばだったり、とにかく色んなことばが、ここには入っています。その内容にあったレイアウトを組んであったり、装丁も「タントセレクト」という織りに特徴がある紙が使われていて、良くある新書のつるつるしたコーティングもされていません。それが時間と共に自分へとなじんでいってくれるような気分にさせてくれます。

  • ボールのようなことば。と被ってる部分もあるんだけど、紙質が違うと伝わってくる強さとか
    かたちも変わってくる!

    糸井さんありがとうございます

  • 914.6-イト  300575735

    多忙は怠惰のかくれみの

    (黒板書架「言葉を育てる」特集コメント ”好きな言葉とそれが載っている図書を教えてください”より)
    ご紹介いただきましてありがとうございました!

  • 2016_052【読了メモ】(160903 15:00)糸井重里『羊どろぼう』/熟成のため寝かせ中。

  • なんていうか、毎日を過ごしていろいろと感じたり考えたりしていて、どうしてだろうだとか、どうしてだろう未満でさえある感情や考えのタネがこころに芽生えることってしょっちゅうだと思いますし、その人なりの死角になっていて見えていない部分ってあると思うんです。そんな要所要所をズバっとつくようなアフォリズムのような言葉が並んでいたりもして、「ああ、そうか」だとか、「なんで気づかなかったのかな」とか、ほぼ日か何かで以前読んでいて、再度触れている言葉だってことがわかるものもあるのですけども、それでも、再発見させられることが多かったですね。そして、読んでいるうちに整体で治してもらっているみたいに、こころの矯正をしてもらっているような感じもしました、笑える箇所を含めて。また、時折写真が出てくる糸井さんの愛犬ブイヨンがかわいらしいです。大好きなシリーズで、今回もまた「助けられてるなあ」と身にしみている次第。短いセンテンスの言葉が一ページを占有していて、その余白、空白部分が気持ちの余裕を誘い出しますね。反芻が苦にならないのは、その空白部分によるところがおおきいのかもしれない。老若男女にすすめられる本です。ほぼ日ファンだったなら、抱いて寝たいくらいの本でしょう。

  •  ―――勉強の「価値」から自由になったら、
    なにかを知ったり考えたりすることは
    悲しいことも含めて、おもしろい。―――

    2010年の糸井さん。
    ちょっとご無沙汰の糸井さん。
    相変わらずの糸井さんでした。

    糸井さんがさっき考えついた法則
    「苦手な部門のことについて、人間は短気になる」
    すごくよくわかる、イタイ本質だ。
    人間って、こういうことを素直に認められないから。
    人間、というか、わたし、かな。

    学校で、先生も生徒も一緒に「わからない」の時間をやろうという発想。
    先生もほんとにわからないこと。
    学校別に、小学校、中学校、高校でいろんなわからないをやることのおもしろみについて。
    糸井さんは先生じゃないけど、先生になれる。
    できれば小学校の先生がいいなあ。

    「空腹」についての考え方もおもしろい。
    食生活について見直す糸井さん。
    気持ちのいい空腹の発見について、
    「歴史のなかにいる人間たちのほぼすべては、いつも「満腹」で生きてなんかなかったですから。」
    たしかに、満腹でないとどことなく安心しない。
    空腹で、血糖値下がる下がるって焦ることもある。
    でも、カロリーって思ってるより摂ってるし、空腹は消費を実感するということを思えば、ね。
    ダイエットとかではなく、満腹を見直すということは健康面で非常に重要なのかもしれない。

    糸井さんの文章は2.3行ぽっちなのに、とても奥深い。わたしのなりたい、聡明な一文なのです。
    うーん、あこがれちゃう。

  • 「小さいことば」シリーズ。2011年刊行。

  • 経営や仕事に対して紋切り型の考えを持っていないことが判る。多くの人がほぼ日に期待している(と思う)雰囲気と、ことばを散りばめレイアウトとか装飾にも凝っている。ホッとしたい人にはおススメできると思う。

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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