- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902516760
作品紹介・あらすじ
糸井重里が、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のトップページに書いた1年間ぶんの原稿。そして、1年間の全ツイート。
そのなかから、心にのこることばだけを抜き出して、並べ直して、本にする。
それが、「小さいことば」シリーズです。
2011年は、誰にとってもたいへんな年でした。
3月11日に起こった東日本大震災のあと、糸井重里のことばも変化せざるを得ませんでした。
これまで深く意識しなかった多くのことと向き合い、「光の射す方向へ」向かって、祈るようにつむがれた数々のことばは、かつてのシリーズにはなかった種類のものです。
とはいえ、ただ深刻なことばが続いている、というようなことではありません。あたたかいことばや、スッとしみこんでくる喜びの表現、新しい発見や瑞々しい覚え書きなど、「あの日」から派生したさまざまなことがこの本には、ぎっしり詰まっています。
今年も、自信をもってお届けできます。
どうぞ、あなたの本棚の、よい場所に。
感想・レビュー・書評
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高校事変と同時に読む本ではないわな。
いや、逆に心安らいだのか?
糸井重里さんの言葉は凄く好き。『小さいことば』シリーズはあらかた持っているけれど、お気に入りだからこそ、1冊読んだらしばらく間を開けて次のを読みたいの。
今回は、震災のときのことが多く書かれていた。
今は能登半島の方が本当に大変なことになっている…。
震災が落ち着いた頃に、新潟とか仙台とかにボランティアに行ったことはあるけれど、今回も何か出来るだろうか…。
言葉の力を信じてる。私自身が、何か言葉で力を安心を勇気を何かを与えることが出来ればとずっと思ってる。
そのためにも、言葉を紡ぎ続けよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず、タイトルと装丁が素敵。
一目惚れしてしまう本。
そして中は予想を裏切るくらい自由な本。
青空が広がっている。
夜空に月が輝いている。
そして静かに語りかけてくる。
糸井さんが?
ブイヨンが?
もしかして、夜が?
嬉しい言葉も、ちょっと落ち込む言葉もあった。
その心の動きで今の自分のことが少しだけ分かったかもしれない。
自信をなくしていて、たぶんちょっと落ち込んでいる。
でも頑張って元気になろう!なんて思わない。
無理をしないで笑える時間を大切にしよう。
目の前の人に対して誠実でいよう。
嘘じゃない気持ちで生きていたいなって思ったから。 -
人の心の根底にあるものは『さみしさ』なのだと改めて感じました。だから人は愛したい愛されたいと誰かを求める。忘れないで、忘れてないよ。そう、口にこそ出さなくとも、人は一番の喜び・悲しみ・あの日あの時の瞬間をいつでも心の根底に留めている。また必ず訪れる苦難に私達が出来ることは、とにかく光の方向を向く、それだけなのですね。太陽の光を肌に浴びながら、私の身体が肌が生きて呼吸をしているのを実感していました。真っ暗闇にぽっと灯してくれた光、その微かな灯から感じた温かさ、それは人の優しさとぬくもりなのだと思いました。
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小説でもエッセイでもなんでもない、糸井さんがほぼ日新聞とかtwitterで載せた言葉を集めた本です。震災のことも触れていたけど、読んでいてしょうもないことで悩んでたなと思い知る。元気になりました。
2014.10.21(1回目) -
いつもはこういう本はあまり購入しないのだけれど、酒井駒子さんの絵に惹かれた。
ほぼ日は、昔毎日のぞいていた時期があったんだけど、糸井さんのことばが自分の耳に痛かったりして、最近は遠ざかっていた。
本書に収められていることば達も、説教くさかったり、聞きたくないものだったりするものも正直あったけれど。理屈なく惹き付けられる。勝手にしみこんでくる。
夜に、読んだからかな。
大切にしたい本。 -
じんわり、やさしい、ことばたち。
「さみしい」について、悲しい天災について、紡がれることば。
総ページ数が311ページなのに気がついて、泣いてしまった。 -
何となく、手にとった本。
若かりし頃よりも、糸井さんのことばがすっと入るようになったことに気付きました。
じんわりときて、よかったです。 -
糸井さんのことば集。
震災まわりのことが多いよう。
でも内容はいつどんな時にもあてはまるもの。
思わずにやけてしまうものも、微笑んでしまうものも、アハハと笑ってしまうものもあります。
その幅の広さをもって、やっぱりすべてがやさしい。温かい。
小さな光が明るく輝いて見えるから、夜もまた良いです。 -
整理しきれない思いや考えは、未来のじぶんの素になる
いま、
出口が分からなくて
気持ちがグルグルしてるんだけど
それで良い、って言ってもらえてる気がして
グルグルさえも楽しいじゃないかって
思える。