犠牲の妖精たち

  • ジュリアン出版
2.91
  • (0)
  • (2)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902584189

作品紹介・あらすじ

人間の世界に違和感を抱いていた16歳の女の子、ケイ。妖精の世界で浮いた存在のロイベン。そんな2人が妖精同士の陰謀に巻き込まれた。様々な危機を乗り越えるうちにわかったケイの正体、そして驚愕の真実とは―子ども立ち入り禁止のモダン・ファンタジー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アメリカではYA向きだとのことで、とりあえずYAに分類しておくが、中身はけっこう毒があるダークファンタジー系。そもそも主人公からして素行がよくないので、感情移入はしにくいかもしれない。また、もっとがっつり丹念に物語を描いてほしかったという点で不満が残る。清らかで美しい妖精が好きな人にはおススメしないが、かわいらしい悪戯を通り越して残酷な行為にニタニタする妖精が好きな人にはよいと思う。妖精の、ちょっと態度が冷たそうに見えるんだけれど本当は気に入ってるんだよっていうのがけっこうツボなので、個人的には楽しめたが……なんだか昔読んだ『妖精王の月』(O.R・メリング作)を読み返したくなってきた。

  • ちょっと怖いおとぎ話
    ジャンルは難しいなあ
    新しくて良かった

  •  どうにも物語に入り込めないまま読了。海外のティーンエイジが主人公ということもあるのかもしれませんが、感情移入しづらくて…
     ファンタジーとしてもラブストーリーとしても座りがイマイチで描写そのものが悪いワケではないので残念です。

  • んー面白いような、心理的に理解しかねるような、微妙なファンタジーでした。
    話の流れは嫌いじゃないけど、気持ちがさっぱり。海外のものだから仕方がない?
    ヤングアダルトファンタジー小説にしては少々物足りないような…何だ?でも続きはありそう。縁があったら、読んでみたいかも。

  • 【ネタバレ?】●暗い。重い。痛い。
    キャラ紹介表を見て、なんとなーくケルト妖精を扱ってる事に気づいた時点で、ダークファンタジー路線だってこともわかっとくべきだった、のか? 
    冒頭は、主人公の女の子ケイが、売れない歌手の母親の出番終わりを待ちながら、吸ってた煙草を母親の飲んでいたビール瓶の中にわざと落とすシーン。
    これはよかったんだよな。いい感じの始まりですよ。期待ですよ。
    おかげでてっきり、ハードな思春期を迎えてる主人公の日常生活に妖精が侵入して来て、どんどん混乱していく展開なのかと思ったら、逆だった・・・。まあ、それはそれでもいいんですけどねえ。妖精もちゃんと美形だし。恋愛テイストもけっこう高め。て、これ、もしやそもそも対象読者年齢が中・高校生だったってことですか? それなら私が悪かった。 ●では、あんまり世間ズレしすぎてない若い女の子に。なお、主人公の友達のお兄ちゃんは、腐女子の描く日本産エロ同人にハマってます。うわー、いろんな意味で目に浮かぶー。(←ロリじゃないよ。BLだよ。いったいどんな文化イメージだ。)

  • 途中で、よくわからなくなったけど、それなりに

  • 大人向けファンタジー小説(ハリポタをこえる?)って書いてあったけど正直…うーん

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

ホリー・ブラック Holly Black
30冊以上の児童向けやヤングアダルト向けのファンタジーを書いてきた。
ミソピーイク賞、ネビュラ賞、ニューベリー賞の受賞者で、アイズナー賞、ロードスター賞のファイナリスト。
3人の子供と妖精たちのお話『スパイダーウィック家の謎』(文溪堂)は日本でも大ベストセラーとなり、映画化もされた。
ホリーの作品は32カ国語以上の言語に翻訳されている。
現在は、ニューイングランド地方にある秘密の図書館付きの家に夫と息子と住む。

「2021年 『冷酷なプリンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ホリー・ブラックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×