沈黙の轍: ずんだれ少年と恋心 (Gee books)

著者 :
  • ジュリアンパブリッシング
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本棚登録 : 23
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902584660

作品紹介・あらすじ

文章力には定評のあるヒロシの初書き下ろし短編集。
誰にでも思い当たるごく普通のできごとに、気がつけば笑っているはず!
読み終わったあとには懐かしさがじわじわと湧いてきて、思わず涙することも......。
アイドルに恋をして、ノストラダムスの大予言に本気で怯えて、ファミコンの登場に学校中が騒いだあの頃…。80年代昭和、ちょっとだけ前の日本。愉しくて懐かしい、ノスタルジック短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 結論から言うとめちゃくちゃ面白かった。
    セピア色で描かれたような昭和っぽい雰囲気の少年期の思い出が漫画の「団地ともお」や「ちびまる子ちゃん(初期)」のようにキレのある小話になっていて、毎回オチもあり、面白かった。お母さんやばい。というかエピソード全部やばい。ドン引きしながらギリギリ笑えるって感じ。
    ヒロシは1972年生まれで今年50歳らしいけど読んでいたらちびまる子(さくらももこは1965年生まれ)よりも古い話に思える。
    最終話の終わり方もめちゃくちゃいいと思った。
    本当にヒロシが描いたんだろうか…
    文才ありすぎでは。
    ヒロシは最近キャンプ動画を見るようになり、その動画のどこかで子の本のことを言っていた。それで気になって読んだんだけど…これ以外のヒロシの著書はキャンプ本しか読んだことないから、他にも著書があるなら読んでみたいなあ。
    ヒロシはキャンプするだけの動画が面白いけど、ランタンの置き方にこだわったり、拾った木を使ってみたり、美的センスのある行動が意外と目立つので、デザインセンスがあるのかもと思ってたけど、、文才もあるのかな。そもそも本名が斉藤健一なのに「ヒロシです」って自己紹介始めるのがセンスある。
    音楽もやってるらしいし、不器用に見えて器用なひとなのかも。でも根がいつまでも陰キャっぽいのはなぜなんだろう。ますますヒロシに興味が出てきた。

  • 面白かったー
    昭和の古き良き時代、今は珍しい光景
    ヒロシさんのネガティブな原点というか、ホントの内面を見た気がした。今の活躍を見るとネガティブは薄まっているかもしれないが、たまにチラチラ見えるネガティブがやっぱり大好き。

  • タレント本ってその人のファンの方だけが楽しめるだけのものだと思う。なので読みたいとも思わなかったけれど、なんとなく手にとってしまったこの本。

    以前に2冊本を書いている、ネタ本だと。私は興味もないのでどちらも読んだことはありません。
    そんなヒロシさんの書いた本。
    ヒロシって完全に芸名だったんですね。本名の齊藤健一さんの小さいころからのお話です。短いエピソードがたくさん載ってます。
    小さい期待をしながらも、期待通りにはいってなくて、がっかりな結末を迎えている。なんだか切ないな。でも読んでいて暗い気分にもならず、かといって笑えもしないけれど、面白かったです。

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著者プロフィール

1972年熊本県生まれ。ピン芸人として「ヒロシです。」のフレーズではじまる自虐ネタで大ブレーク。
著書に、シリーズ50万部を突破した『ヒロシです。』『ヒロシです。2』(扶桑社)などがある。


「2015年 『【ヒロシの日めくり】まいにち、ネガティブ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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