美術の物語

  • ファイドン
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本棚登録 : 359
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902593556

感想・レビュー・書評

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  • 図書館より。

    借りてきたとき思わず「分厚っ!」って心の声が駄々漏れで笑われました。
    内容はスゴくいい!これ、面白い!
    建築な歴史なんかも交えて読みやすく説明している。何故もっと早く知らなかったのだろう...と、思うくらい名著だと思う。
    (でも、分厚いから読み出すのに若干の抵抗が。若い人にもお勧めしたいが、世界史や美術史、建築史などあらかじめ知っていた方が読みやすいと思う。)
    購入希望!だが、置き場所の関係でポケット版かな?手元に置いておきたい一冊。

  •  名著といわれるだけあって読みやすさも面白さも期待以上だった。建築、彫刻、絵画などの美術作品はどのような要求に応じてつくられ始めたのか、実際に芸術家たちはいかなる課題に直面したのか。道標となる重要な作品の図版を見ながら、美術史の流れを追う。

     ギリシャ・ローマからルネサンス辺りの、伝統的な表現形式に則りながら、より良いものを作りだそうとする芸術家たちの飽くなき探求のくだりが好き。
     そしてまた、技術面で行けるところまで行ったかに見えた後の、それでも巨匠たちを何とかして乗り越えようとする画家の苦闘も、興味深かった。

  • 本自体が大きくて重くて、腕が辛かったですが、
    中身はその辛さを乗り越えても読む価値あり。
    文章上で説明している作品は、だいたいが写真付きで解説しているので、すごく分かりやすいです。
    全体的にも平易な文章で書いてあって、美術の知識がなくてもスラスラ読めるし、面白かったです。
    美術史を一通り勉強したいなぁと思っている方には、すごくすごくおススメ。

  • 古代から現代までの美術の歴史と流れをこれほど分かり易くしてくれるものか。西洋美術という偏りはあるが、下手な教科書より遥かに美術史のイメージは捉え易い。作品選定の基準も明確で、見開きで記述する構成も良。

  • 訳者の一人である長谷川摂子さんの本で、その素晴らしさと翻訳にいかに心を砕いたかについて読み、興味を抱いて。その歴史に相応してかなりの厚さですが、もっと語って欲しいと思うほど。そして、これをまた読んで、実物をこの目で見たいな〜と願わずにはいられません。美術の物語だけれど、人間の物語を読んだ、と思います。

  • 長い時間をかけて、じっくりと図版を見ながら読んだ。素晴らしいの一言。
    これまで、ただの好き嫌いで見ていた美術に意味と歴史と言葉が肉付けされ、世界が広がった。それでいて、ただの薀蓄たれる人にならないようにしてあり、本当に勉強になった。
    美術が好きであれば、専門にするつもりのない人にも激しくおすすめする。

  • 何回も図版を見返しながら壮大な歴史を少しずつ俯瞰して行く至福の時間!著者が飽くまで謙虚な姿勢を貫徹しているのがまた素晴らしい。

  • 実物を見たものも沢山ある。

  • メモ:ポケット版もあり。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。

    ゲストの原田マハさんの人生を変えた一冊。

    「美術史家の中で最も有名な方の本なんですが、美術の仕事を始めた時に、やはり美術史についてちゃんと学ぼうと思って、早稲田大学の夜間でも通える学部が有名で、その教科書としてこれを・・・!」
    読んでいるうちに、どんな人にも受け入れてもらいたい!というのがすごく伝わってきて、ほんと落涙しました。」(原田マハさん)



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

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