見えない・見えにくい人も「読める」図書館

制作 : 公共図書館で働く視覚障害職員の会 
  • 読書工房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902666229

作品紹介・あらすじ

視覚障害者が使える・働ける図書館をめざして活動してきた「なごや会」20年の歩み。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館はすべての人の情報を保障する場所。
    図書館の理念を忠実にストレートに実行している。
    当事者である視覚障害職員と「読めない」を一番わかりやすく体現する存在である視覚障害者へのサービスの歩み。

    ずっと身近にあったから当たり前の存在になっていたけれど、図書館の歴史は案外浅い。
    見える距離にいる人たちが作り上げてきたものだということがすごく不思議な気分。
    全体的に、ああすごいなあ、いいなあとエンパワメントされる。

    だけどここにもやはり影を落とす自民政策。(悪口が書かれているわけではないけれど、ああ影響が来ちゃってるなあと感じる)
    図書館(と、そこで働く人)が大事にされていないとか、自立支援法で障害者は読書(情報)からも遠ざけられつつあるとか。

    2010年1月からの著作権法改定については知らなかった。そのままの形では情報を得られない人にもアクセスしやすくするために形を変えること(点訳・字幕など)がOKになるらしい。
    ダウンロード規制くらいしか知らなかった。

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