くいもの処 明楽 (マーブルコミックス)

  • ソフトライン 東京漫画社 (2007年3月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784902671896

感想・レビュー・書評

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  • セリフがいちいちツボ。おっさん可愛いじゃないか。ドSな年下にまんまと翻弄されておる。

    ちゃんと好かれてるか不安で、言葉じゃなくて形で相手の気持ち確かめたかったり、ネガティブだけど共感。気持ちなんて自分のしか分からないもんなー。

  • 表題の中編と2つの短編と表題のおまけ。やっぱりヤマシタトモコさんの作品は良い、好きです。ゲイであれノンケであれ、攻めであれ受けであれ男性がちゃんと“男”で、何なら“男臭い男”なのがホント、すごくいい。『くいもの処 明楽』は改めてそれを認識させてくれる作品でした。

    短編は終わり方がうわ〜〜〜〜ってなる『フォギー・シーン』とクスッとニヤッと笑える『リバーサイド・ムーンライト』どちらも良かったですが、『フォギー・シーン』は16pとは思えないほどの濃さを感じました。高校生の主人公・透のその後が気になって仕方ない。

    ヤマシタトモコさん、全作品読みたい作家さんのひとりです。

  • BLとかそういう次元でなく、恋愛漫画としてすごく秀逸だなーと感じました。

    このキュン感、絶対男性にはわかるまい!笑

    フォギーシーンが切なくて好きです。

    人が人を好きになって、でも臆病でなかなか前に進めなくて、でも成長してくんだって。
    改めていい恋愛したいなぁと思いました。

    台詞がいちいちつぼでした。

    ヤマシタさん、いいです。

  • 初めて拝読したヤマシタトモコ作品。
    きっかけは、ドラマCDで明楽役の方が好きだったので漫画も一緒に購入。まんまと嵌りました。
    やっと探し求めていたボイーズラブに巡り会えたと(笑)

    どこにでもいそうで、どこかに本当にありそうなリアリティ。
    攻受ともに男らしい、キャラクターの性格と絵柄。
    居酒屋の皆のキャラも立っていて、二人を取り巻く世界観が一層深まります。
    お馬鹿だけどそれなりに人生経験を積んできたおじさんが、年下男性に翻弄されて苦悩しつつのラブがまた極上!

    可愛い系受に物足りなさを感じる方、おじさん受好きな方に、是非お勧めしたい。

    余談ですが、『くいもの処 明楽』のプロトタイプ版が on BLUE vol.4の方に全編収録されています。
    そちらも読みましたが、単行本には無い部分や細かい違いを見比べるのが面白いです。

  • ヤマシタ先生の中で1番好きな作品です。

    年下の知的イケメンが年上のちょっとおばかキャラに・・・
    なんという萌!!

    お店で働いているスタッフもキャラが可愛いです。

  •  

  • 面白いです。珍しく作家買いしている作者さんなのですが、台詞まわしがほんとに上手くてテンポがいい。ギャグとも言い切れないのにBLで笑える楽しさがあります。

    『くいもの処 明楽』
     鳥原かっこいい。鳥原が大好きです。ヤマシタトモコ作品の中で一番好きなキャラかもしれない。
     そこまで好き!っていうほど好きな受けでもカップリングでもないのですが、鳥原と明楽、牧さんやらのキャラ同士のやりとりがおもしろいです。
     現実でもありそうって思える話。ノーマルな性指向の男性がそうそうホモになるわけねぇ…とは思うのですが、そこはかとなくリアリティを感じてしまう。明楽のモノローグの「27のおれは多分あいつを選ばない」ってのが余計に現実的で説得力がありすぎる。
     BLって受け至上主義の傾向で、受けが攻めに溺愛されてる話が多いと思うのですが、ヤマシタさんは溺愛の描き方が絶妙だなって思いました。
     ゆっくり関係が発展して、継続していくのがいいです。よくもわるくもヤマシタさんの作品には両想いになってハピエンという展開があまり無いので日常会話も楽しめます。
     あと、牧さんも好きでした。関係ないですが、牧さんってガチゲイのバリタチって感じの人に好かれそう(笑)

    『フォギー・シーン』
     先生!ラブ!番外編とかで井西先生(が受け)の話を描いてくれないだろうか。
     設定とかモノローグとか展開とか結末とか、個人的にあーヤマシタトモコ作品!って思います。
     友達を好きになったゲイっていう王道の設定ですが、叶わないにしろありがちな展開にはならないのがすごい。ヤマシタ先生の描かれる途方もない話はほんとに秀逸。

    『リバーサイド・ムーンライト』
     デブ受けに萌えるという新境地(笑)
     基本的に見た目うつくしいホモが好きなのですが、さらっとフツーに読めちゃうヤマシタトモコマジック。

  • ヤマシタ先生のマンガは大好きで、ほとんど読んでますが、これが一番です!!もう何回読み直したことか・・・・読むほどに新しい発見があります!

  • ヤマシタトモコ、ファーストインパクト。
    これでやられた人ものすごい数いるんだろうなぁ。
    最初は正直、顔の見分けがつかなかった、とは過去の話。
    おっさんがおっさんらしくおっさんかわいい。

    まだトグロを巻くような黒さが薄くて読みやすいです。
    でも片鱗はあります。
    個人的には表題作より「フォギー・シーン」が好きです。
    高校生の片想い。
    手を引っ張って逃げる系に弱いんです。
    読んでる間ずっと頭の中でスピッツの「桃」が流れていました。

  • ヤマシタ作品にハマったきっかけ。表題作もイイが、「フォギー・シーン」が一番好き。
    この作品はオヤジ受けだねとか言うけど、32ってまだ若くない??

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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