教育課程コアカリキュラムに対応した教育心理学

著者 : 守一雄

• 松本大学出版会 (2019年3月28日発売)

感想・レビュー・書評

[ghostriderさんの感想 · 2021年8月16日]

著者が自分の授業で使うため（学部のためでもある）のテキスト（教科書）。内容はコアカリに準じており，なおかつ，類書とは異なる著者のオリジナリティがあって読み物として面白い。分量が多くないので初学者にとっては接近しやすい。ですます調で講義を聴いているような文体にすることも効果があるだろう。そして，値段がよい。この種のテキストは3000円前後するが，本書は1200円（税抜き）。

著者プロフィール

守　一雄（もり・かずお）
2007-2017年　東京農工大学大学院工学研究院教授
現在　松本大学教育学部教授
《主著・論文》
やさしいPDPモデルの話　新曜社1996年
コネクショニストモデルと心理学（共編著）　北大路書房2001年
Mori, K. & Arai, M. (2010). No need to fake it: Reproduction of the Asch experiment without using confederates. International Journal of Psychology, 45, 390-397.

「2018年 『中学生の数学嫌いは本当なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」