狛犬かがみ A Complete Guide to Komainu (Japanesque)
- バナナブックス (2006年9月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902930047
作品紹介・あらすじ
市井の石工が想像たくましく腕を振るった狛犬という造形物をありのまま見つめ、正当に再評価したいと願う「狛犬研究家」により編纂された狛犬のバイブル。
25年にわたり訪ね歩いた日本各地の神社の狛犬を豊富なカラー写真で紹介し、その歴史などについて解説する。
感想・レビュー・書評
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狛犬の歴史や写真や分類や由来やが載っています。
最近は中国製のものが多いとか、東西に違いがあるとか、子犬が付いていたりいなかったりとか、羽があったりとか、いろいろなことを知りました。
前から、狛犬のことが気になっていたので興味深く読みました。
これから、狛犬を見かけたときに見方が変わりそう☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
vol.136
表現する言葉が見つからない、今年最後の一冊です!
http://www.shirayu.com/letter/2011/000270.html -
狛犬研究家(?)が自らが撮った日本中の狛犬の写真を見せながら狛犬の歴史や分類などを解説する狛犬本。
なぜ中国の獅子は同じ姿をしているのに日本の狛犬は阿吽の形になっているのかを調べたくて読んだ本。その答えが書いてあるだけでなく、狛犬の種類の豊富さや面白さに気づかされる。
特に福島の名工達が作る狛犬が興味深い。三人の子どもを亡くした石工が作る狛犬に三匹の子獅子をつけていたエピソードが心に残った。
これから神社に行く時は必ず狛犬を見るだろう。読めば狛犬が好きになる良書。 -
完璧なガイドブックです。長く楽しめます。
小松寅吉,小林和平といった,南福島の天才石工を発掘しているところが,単なる狛犬ガイドにとどまっていない,すごいところです。 -
朝日新聞の読書欄で発見。たくきよしみつ氏の「狛犬かがみ」。
面白そうなので、amazon で購入した。
ついでに「狛犬紀行」という本もいっしょに申し込んだが、これは大ハズレ。以前にも amazon で書名を見てまとめ買いしたが、半分はハズレだった。学習していない私。
さて「狛犬かがみ」だが、これは大当たりだった。狛犬本は今までにかなり買い込んでいるが、この本はいろいろ目新しい試みをしている。
その1 英文の解説入り。
その2 カラー写真が豊富。
その3 興味深い石工の話。等々
特に最終章の石工の話は面白かった!
そもそも私が狛犬の世界に足を踏み入れたのは、青森の義経神社にあった関西では見かけない狛犬に惹かれたのが始まりであった。
「狛犬かがみ」でも、特に北日本の神社の狛犬がおもしろい。あちらには、関西とは別な狛犬文化圏がある。
筆者の、狛犬に対する深い愛着が感じられる良い本に巡り会えたと思っている。
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こまいぬ、マイブームです