みずうみ

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レビュー : 144
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902943122

感想・レビュー・書評

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  • 不思議ワールドでぞくぞくしながらよめる。よしもとさんの甘ったるい側ではないのが面白かった。”どんぐり姉妹”も同じ感じだったような。

  • よしもとばななさんらしい物語だな、というのが率直な感想。
    言葉にしにくい人の思いとか感情を丁寧に忍耐強く言葉を拾い集めて形にしている感じ。ちひろと中島くんの会話もそんなふうに丁寧に会話している。世の中にこんな会話する人たちがいるかなると思うけどそれがよしもとばななワールドなんだ。
    好きでもなく、嫌いでもないかな。悪くは無い。
    みずうみの風景がなんとなく見えてくるような気がした。

  • 近所に住み、少しずつ近づき、一緒に暮らすことになったちひろと中島くん。
    ちひろはお金持ちの父とバーのママとの間に生まれた私生児で、中島くんには語ることの出来ないほど壮絶な過去がある様子。そんなふたりが育む時間。

    25年ぶりくらいのばななさん。
    苦手意識ありでしたが、やはりあまり入り込めず。
    中島くんの過去、ミノくんとチイの存在が、不気味でした。
    気持ちの暴力の少ない人という言葉と、自分を持ち、自分の世界にいることの出来るちひろには好感を持ちました。

  • よしもとばななの世界観は、いつも静かな中に激しさがある。恐怖と、虚無感に襲われる。読後は厭世的になってしまう。
    世間から見たら「不幸な生い立ち」を持つけれども、自身をそんなに不幸ではないと思っている主人公、何か辛い過去を持つに違いないと感じる恋人らしき人物との物語。

    淡々と、しかしメリハリのきいた作品で、どこかファンタジック。それなのにすっとその世界に溶け込めてしまうのは、よしもとばななの持つ圧倒的な筆力のためなのかもしれない。

  • 重たく湿った深いただ中を、そろりそろり歩く、息を潜めて。そんなお話。中盤からラストまでが一気に進む。

  • 特に言うことは無く、よしもとばななです。
    親しい人の死とその陰が生きているものに与える想い。同工異曲ではなくテーマ。

  • 2015/10/09

  • 人と本気で対峙する。そこから希望が少しでも見えるかもしれない。ちょっとだけ前に進んでいける。

  • よしもとばななだから気分よくなる本に違いないと思って読んだけど、違った。自分より辛い状況にあった人の気持ちなんて、わかり得る訳がない。そう思っているけど、それは以前この本を読んだからだったのか、その前から思っていた事だったのか。主人公がそんな人に魅かれたり好かれたりするのは、偶然なのかタイミングなのか引き寄せているのか。

  • よしもとばなな、20年前にすごく『キッチン』が好きで、一時期全く読めなくなって、最近やっと読めるようになった。

    この作品は最初の四分の一が主人公の状況や過去の説明で、こりゃだめだと思ったけれど、なんとか読み進め、中盤は恋人との動きや社会とのやり取りがあって面白く、最後は恋人の独白で、まあまあかな〜と。

    ありそうで現実にはたぶんない設定や、第六感に近い能力、死や性と密着した話は昔と変わらず。
    主人公が哲学的なことに次々気付くのも…
    もっとゆったりとした長編が読みたいかな〜
    説明でなく。

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