世界を騙しつづける科学者たち〈下〉

制作 : Naomi Oreskes  Erik M. Conway  福岡 洋一 
  • 楽工社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063539

感想・レビュー・書評

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  • 下巻まで読み終わると微妙です。作者のスタンスがあまりに環境保護に偏りすぎていてこれはまさに御用学者たちが危惧していたことなのではないかと思えてきてしまいます。スイカのたとえが言い得て妙でした。外が緑で中は赤い。共産主義革命から環境保護にという流れが世界にはあるといわれれば納得してしまいます。シーシェパードやグリーンピースなどなど。科学はその時点での蓋然性を示しているに過ぎません。科学は自ら専門外の人たちに説明しようとしてきませんでした。それは科学者の仕事ではないから。となるとジャーナリズムに期待するしかありませんが、日本のジャーナリズムは明らかなにスポンサー寄りでしたね。震災時の報道はまさに大本営発表でした。ピアレビューのような方法の延長で自前の宣伝システムを持たないといけないのかも知れません。ただ、学会誌が引用を強要する等という報道をみると悩ましいですね。

  • 科学的な研究によって明らかになった事実に基づいて合理的に考えれば、政府による何らかの規制が必要と判断されるときに、政府による規制という発想自体が自らの主義、思想、信条に反するという理由で、反証を示すことなく、その事実を否定したり、その事実を発見した科学者を攻撃したり、政府による規制が成功した過去の事実まで改変したりする科学者(正確には、既に研究から退いている、しかも、専門外の元科学者)がいるとは、何とも嘆かわしい話だと思うが、科学者も人間だから、誠実な人ばかりではあるまい。そういう人たちがいるという前提で、何が本当なのかを見極めるしかない。マックス・テグマークが「数学的な宇宙」の最後の方に、世の中をもっとよいものに変えていくために、科学者は世の中の人々に事実を伝える努力をもっとしなければならないというようなことを書いていたのは、この本の登場人物のような人たちが念頭にあったからだろうか。2012年2月12日付け読売新聞書評欄。

  • これはこれで偏ってるのでわ

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