ヘッジファンド―投資家たちの野望と興亡〈2〉

制作 : Sebastian Mallaby  三木 俊哉 
  • 楽工社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063560

感想・レビュー・書評

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  • LTCM破綻の話は泣ける

  • 2015/12/31読了。

    ヘッジファンド業界で活躍した、著名ヘッジファンドマネージャーの歴史である。

    表立って語られることのないヘッジファンドの歴史について詳細に記述した本である。
    1冊目に引き続き、アジア通貨危機・LTCM・ルネッサンステクノロジーズ、シタデル、サブプライムとポールソンの話につながる。こちらも最後は高レバレッジと群衆行動、更には政府に助けてもらえず流動性があっても枯渇し、大いにやられるヘッジファンドの話になる。

    LTCMは神経質なまでにリスク管理を徹底していたのに、このような結果になってしまったという、かなり厳しい現実だったと本書で初めて知った。

    個人的にはルネッサンステクノロジーズのシモンズと、DEショーのアプローチの仕方を対比させ論じているのが大変面白い。(データドリブンと論文・直感ドリブン)

    著者が各ヘッジファンドのアルファと再現性にこだわって分析しているのが大変面白い。また、中立的な立場から論じられており大変勉強になった。

  • HFの歴史を小説風に読むには面白い

  • 地元の図書館で読む。

  • "More Money Than God" by Sebastian Mallaby

  • <1>も面白かったが<2>はそれ以上だった。市場の歪を誰よりも早く見抜き、そこに賭けて一気に是正する。自己資金を投入しているので過剰なレバレッジもかけない。人間ドラマと手法を通してヘッジファンドの肯定的面をうまく描いている。リーマン・ショックを例にした、投資銀行との比較も興味深い。

    象徴的なヘッジファンドの姿はJ.シモンズ率いるルネサンス・テクノロジーズだろう。ウォールストリートの人材は受け入れず、純粋な数学や物理学を用いて市場機会を探る。そうしたファンドが未だに稼ぎ続けている。

    ヘッジファンドの実態を知るために非常に良い一冊だ。

  • 上巻は面白かったけど、下巻の最後らへんは退屈すぎて飛ばし読み

  • というわけで、過去の歴史を振り返りながらヘッジファンドは悪ではないと説く一冊。たしかに、ヘッジファンドの不透明さが市場の安定をもたらしているのかもしれないと思わせる。

  • 人間模様としては同Ⅰが圧倒的に面白い。驚いたのは、本文に番号をうってある注釈か、筆者の了解を得て、ということで翻訳者が割愛していること。理由は、筆者のメモ的なものだから、ということらしいが、そんなものなのだろうか?

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著者プロフィール

ジャーナリスト。オックスフォード大学で近現代史を学んだのち、英国『エコノミスト』誌の記者となる。南アフリカ共和国のアパルトヘイト撤廃時の取材、日本特派員、ワシントン支局長等を歴任。その後、米国『ワシントン・ポスト』紙の編集委員に。現在は『ニューヨーク・タイムズ』『ファイナンシャル・タイムズ』紙等に寄稿しながら、外交誌『フォーリン・アフェアーズ』の発行元として知られる米国の非営利団体・外交問題評議会の上席研究員も務める。本書以外の著書に、アパルトヘイトを扱ったAfter Apartheid、世界銀行をテーマとしたThe World's Bankerがある。本書は取材に4年をかけた著者の集大成であり、ビジネスブックアワード(『ファイナンシャル・タイムズ』紙とゴールドマン・サックス社が協賛)の2010年度最終候補作、ジェラルド・ローブ賞(経済・金融分野の優れたジャーナリズム活動に対して贈られる賞)の2011年度受賞作となるなど、きわめて高い評価を得ている。

「2012年 『ヘッジファンド II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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