料理の科学 1: 素朴な疑問に答えます (1)

  • 楽工社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063577

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶんとシニカルというか、高みから料理を見下ろしているというか…。そんな癖のある書き方ですが、料理に関するオカルトめいたもの(は、言い過ぎにしても、都市伝説的なもの)をバサバサと切り捨てていくさまは、ちょっと気持ちよくもあり、ドキッとするものもあります。
    挽きたての塩はおいしいか? ソルトミルを売っている人にはおいしいでしょう、とか。◯◯は身体にいいとか悪いとかの、近視眼的食材選びはちょっとバカらしくなってくるかもしれません。生命も食料もみな化学物質から出来ていることを、基礎知識としてもっておいて、その上で風流な料理を、というのが理想なんだろうなあ。欠けがちな車輪の片側としてなかなか良い。

  • 料理の都市伝説を科学的に吟味する、というコンセプトは面白いし、内容も興味深い。ただし、出てくる料理が馴染みがないので、へーえ、の前で止まってしまう。コーンよりコーンシロップのほうが甘いのは何故か、とか、ロブスターは茹でるのと蒸すのとどっちが美味いか、と言われてもなあ。枝豆は茹でるのと蒸すのとどっちが美味いか、だったら食いつくのに。
    もちろん著者が悪いわけではない。
    日本人が書いたらぼくらには面白い本になるだろうな。

  • アメリカの化学者が、料理や食材、調味料について科学的視点で書いたもの。砂糖のこと塩のこと脂肪のこと等、章ごとにまとめられています。個人的には、塩がなぜ種類によって味が変わってかんじられるのか理解できた点がよかったです。 レシピもついていますが、いかにもアメリカな感じで、これはこれで面白いものでした。

  • ウィットの効いたジョークが言えますみたいなノリが終始嫌だった。そして当たり前だが洋食についてがメインだから普段の料理に活かせそうなものはほぼなく。料理系で面白い本というのはないのだろうか。

  • 思っていた以上に科学的な内容。豆知識が増えた。いかにもアメリカの人という感じの言い回しが多くて楽しい。

  • Q&A形式で翻訳ながらも軽快な語り口調で面白おかしく解説してくれている。すでに知っている内容もちょくちょくあったが、科学的視点だけではなく化学的な視点もあるので面白かった。

  • へ〜〜という知識が盛りだくさん。知っていたら便利なものも多いのです。
    料理の科学に興味を持ったのは知人の一言「白い砂糖は漂白されているから体に悪い!」、その時に思ったのは(白い砂糖は精製されているから白いのではないか?)ということ。
    それがきっかけで白砂糖の精製方法を調べていくうちに料理についての科学の本を見つけ、はまっていきました。目から鱗な知識があって面白いです。

  • ふむ

  • 例えにアメリカっぽいなと感じるところはあるが、面白い

  • ド文系の私でも楽しめました、こういう本を読むと化学勉強し直したくなります。

    以下の内容が個人的に心に突き刺さりました。


    >>ネタバレ注意



    ラザニアにアルミホイルをかぶせて保存しておくと、ラザニアがアルミホイルを溶かしてしまう時があります。
    さて、それはどのような条件下で起こるでしょう?

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