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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903175461
作品紹介・あらすじ
日本最古の歌集として知られる「万葉集」。そこには、変則表記、異例記述といった不自然な箇所が多く残されており、これまでは編者のミスとして見過ごされてきました。しかし、この不自然な箇所こそが改ざんされた「日本書紀」を読み解く上で重要な鍵だったのです。はたして藤原不比等が隠匿しようとしたものは何だったのか?
本書では、「万葉集」や「日本書紀」の記述を基に、王朝時代の権力闘争の中で失われつつあった日本の正史に迫ります。
感想・レビュー・書評
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大化の改新を成し遂げたとされる「中大兄皇子」は皇太子=皇子ではなかった?何度か編集・改編されたとされる万葉集に滑り込ませた万葉史観(改善された歴史への異議申し立て)をベースに、人物像、事件を追っていく。のですが、大きなことなのに梅原猛氏の著書のようなおおーっという感じがない。ちょっと強引というか、もっと丁寧に紙幅を割くべき内容だと思う。ただ大海人皇子の謎はずっと引っかかっていたので、そこへつながるか!と思うことも。万葉集はただの歌集ではなく、歴史の告発書、やっぱりそう思っちゃうなぁ。
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