他社から引き抜かれる社員になれ

著者 :
  • ファーストプレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903241289

感想・レビュー・書評

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  • 他社から引き抜かれるレベルまで成長しましょうといった内容が書かれている本。

    基本的なことが書かれているが、理念とそれに合わせた事例が書かれており、何故か説得力が増し頭にスーッと入ってくる。

    一部抜粋
    日本駐車場開発では、
    ①他社から引き抜かれる社員
    ②独立できる社員
    ③役員になれる社員 といった強いメッセージを社員に向けて発信

    ・時間厳守・・・仕事も遊びも同様
    ・予定は変更するな・・・first come, first serve(早くきたものから順に対応する) スケジュールの変更は何があろうがしない
    ・代替案の無い否定はするな・・・ダメだと否定するのは簡単。代替案がなければ現状に甘んじるしかない
    ・素直な頭のいい人になれ・・・「頭が良い」=理解能力と説明能力が高いこと
    ※理解能力とは、理解をして自分の頭の引き出しに入れることが出来る人(知ったかぶりをせず分からないことは質問し理解する
    ※説明能力とは、頭の引き出しから素早く取り出して、相手の心にスッと落とし込む力。背景の説明や例、説明の詳細など、相手の立場や能力に応じて柔軟にギヤを切り替えることが出来る
    ・言い訳上手、逃げ上手になるな・・・忙しい、大変だと何かに付けていう奴は、失敗した場合を想定して事前に予防的な言い訳をしているだけのこと。逃げ道を作っている。
    どこの会社でも突発事項が発生したり、すぐに解決しなければならな問題が起きるのは常であり、突然あたなに新しい仕事が振ってくることもあるでしょう。これは普段から想定しておくねきです。そして、事が起きても決して大騒ぎをせずサッサと片づける。
    ・「80対20の法則(パレートの法則」を活用せよ・・・20%に相当する商品が売上や利益の80%を稼ぎ出している。営業活動や広告宣伝活動の対象を全ての顧客とするのではなく、20%のコア・ターゲットに集中してこれらの活動を行い、資本を投下する。こうすれば少ない資本投下で80%の売り上げや収益を獲得することが出来る
    ・不要な仕事は、即中止せよ・・・ドラッガーは「不要な仕事はやめよ」と提言。仕事を継続するに当たっては、その仕事の明確な目的が不可欠になってきます。目的が明確でなければ、仕事のための仕事でしかありません。その仕事が会社の何に貢献しているのか、またいつ、どれだけの人が、その仕事の結果を活用しているのかを検証。
    やめた後、何らかの理由でその仕事が必要になれば、再開すれば良いだけの話。
    ・問題解決の機会を逃すな・・・問題解決のステップは、
    ①何が問題なのかを明らかにするため、関係者からできる限りの情報を収集し、それらそ共有・記録(ログ)を取る
    ②原因をいくつか推測する
    ③推測に基づいて検証する
    ④誠意を持って相手に対応し、解決案・妥協案を導き出す
    ⑤再度同じ問題が起きないように社内に周知徹底する

  • おすすめの本の紹介もある

  • 「できる」社員になるための76項目が書かれている。
    一気に全てができるようになるのは無理だし、そんな必要はないと思う。1つずつ、確実にできるようになっていければ、それでいい。

    ・仕事も遊びも時間厳守
    ・数字に強くなれ
    ・得意分野を持て
    ・1日に1つ感動せよ
    無味乾燥な日常を送っていてはいいアイデアは生まれないということだと思う。
    ・社内コミュニケーションをあなどるな
    コミュニケーションに特効薬はなく、コミュニケーション能力、説明責任、個人の意識など、1つ1つが大切なファクター。

  • NHKのプロフェッショナルに出演したパティシエが、「レシピに違いはない。当たり前のことを当たり前に行えば、当たり前でない菓子ができる。」といっていたが、まさにそういうことをこの本は主張している。「当たり前のことを当たり前にこなす」ことは当たり前のようだが、なかなか難しい。

  • "すばらしい人の行動、プラクティスをまとめたような本。この手の本は多数出版されている。題名が多少違っているが、内容に大きな差はないのではないかと思ってきた。全てを比較したわけではないが、基本的なこと、すばらしい行動、心がけ、習慣などをまとめた本の共通項をまとめるとベストプラクティスができるかも。
    この本でも、いいことがいっぱい書いてあります。"

  • こういった自己啓発本は、自分が今どこに向かっているのかわからなくなったときに読むと、やるべきことの整理になると思う。
    結局のところ、勉強するべきことは山ほどあって、学ぶべきことはたくさんあって、転職とか仕事の向き不向きってことは考えずに、目の前の仕事を他社でも通用するくらいしっかりこなせと言うことだな。
    ただ、だらだらやっても仕方がないので、日を決めて、目標を定め、会社に認めてもらえるように努力しようと思う。

    以下はメモ。

    先約優先とは、立てた計画を予定変更なく進められることを証明する。first come.first serve.

    いろいろな人に話を聞き、守備範囲を広げておく。

    数字に強くなる。自部門の予算や会社の予算は即答できること。

    仕組みとは、ルール作り+周知徹底+継続。

    上司を動かし、社長を動かせる人材。

    頭がいいというのは、理解能力と説明能力があること。

    怒るのではなく、叱れ。

    まずは今いる会社で、評価を受ける。でなければ、他社に行っても変わらない。

    勉強しないものは論外。

  • 社会人としてのmind-setが簡潔なメッセージで並べられていました。分かっていても、なかなかできない多くのことの中に、大切な点があったりするかも。

  • 題名とはあまり関係無いような感じがしますね。

    基本的なビジネスマンとしての心構えと言う感じがします。

    参考にはなりますが、改めてと言う感が自分には強く、どちらかと言うと社会人一年生ぐらいに読んで欲しい本だと思います。

    個人的には、あまり得る所が無かったのですが、時間を守る重要性と、約束を守る重要性は改めて考えさせられました。

  • 2~3ページで一つの項目が終わる。
    気張らずチョイ読みできるので、一度読んだ後、毎日少しずつ読み返すようにしている。
    本書に書かれていることは、言われてみると当然の事ばかり。
    でも、なかなか実践できている人はいないと思う。
    わすれちゃうし思い返す機会って、そんな無いし。
    ちょうど良いと思う。

  • 自分の考えのレベルを引き上げられる本。
    シビアな事が書かれてあるが、非常にためになる。

    一つ上の役職の仕事で満足するな。。
    上司こそ部下に報告せよ。
    問題意識をもって発想せよ
    1人で考える時間を持て
    本から学べ
    他社を勉強せよ
    賭け事ではなく株で勝負勘を養え
    株主総会に足を運べ。
    1日に一つ感動せよ

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著者プロフィール

一般社団法人彩志義塾代表理事。

1954年大阪府池田市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、三井物産に23年間勤務。

その間、ロサンゼルス、ニューヨークに通算10年駐在。2000年から07年までホリプロ取締役を務める。現在、一般社団法人彩志義塾代表理事、情報技術開発社株式会社外取締役、「先人・先輩の教えを後世に順送りする」を信条とし、「(女性管理職や女性役員を育成する」立志塾」「世田谷ビジネス塾」「石橋読書会」を定期的に開催している。http://www.saishi.or.jp

著書に『仕事を楽しめる人は『忙しい』と言わない〜ビジネスパーソンのための幸福論〜』、『女性が職場でかしこくふるまう技術』(ともに扶桑社)、『コーチング以前の上司の常識「教え方」の教科書』(すばる舎)、『あたりまえだけどなかなかできない60歳からのルール』(明日香出版)ほか多数。

「2022年 『THE HERO CODE 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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