- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903267517
作品紹介・あらすじ
ルーマニアのパパナシ、ロシアのパスハからお馴染みのシュトーレン、ポルボロン、えくぼ饅頭まで…世界各地から、由来も味わいも多彩な55の祝祭日のお菓子を厳選し、レシピ付きで紹介しました。
感想・レビュー・書評
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かなり面白いですが、途中から文字だけの記念日とお菓子の説明及びレシピになってしまうので、知らないお菓子だと成型が想像できない罠w せめてモノクロ写真かイラストもつけといてほしかったです。
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表紙の写真に惹かれて読んでみた。色も鮮やかでかわいい!フランスのお菓子なんだ。ユニークな見た目だったからちょっと意外。
読んでみて好きだったのは、ベルギーのアントワープの手。美しいなぁ。向田邦子さんのエッセイで、美食の国と紹介されてたのを小さい頃からずっと覚えていて、憧れがつのる国、ベルギー。
(少し話が逸れるけど、その向田さんの文章も、何年前のものになってしまうんだろう。でもこうして心に残ったり今生きてる人間に影響を与えたりしてるのだから、すごいと思うのと、古くなることが悪いという意味ではなく、時間が過ぎすぎたものにいつまでも捉われているのも、自分の心の成長がないのかなと、二つのことを考える。)
それにしても、揚げ菓子、砂糖、蜂蜜、粉砂糖。お祝いのお菓子はすごく甘そうなものが多いなぁ。甘い=おめでたいに繋がったのだろうか。はしゃぐ子供達、賑やかなカーニバル、楽しげな人々。旅行気分に浸りながら楽しく読んだ。一つ気になるのは、伝統菓子というものは、今の時代でも本当はどれだけ愛されてるのだろう。日本人だって季節ごとの行事食は愛しているし、餅菓子とかは普段から食べるほど好きだけど、伝統だから語り継がれてはいるけれど、廃れたりそこまで人気なかったりとか、すごく限られた地域のみとか、そういうリアルも知りたいなあ。 -
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誰かが言っていたけど、お菓子は人にとって幸せな時に登場すると。確かにそうだなぁーと思います。
でもこの本には、葬式などに供されるパイが出てきます。アーミッシュの「フューネラル・パイ」。レーズンがぎっしりのせられたパイの上に、十字架をかたどったパイがのせられています。
でも、もちろん「祝祭日」とタイトルにあるように、お祝い事の席で出されるお菓子が多い。ヨーロッパ編ではほとんど宗教(キリスト教)行事の印象があります。そのなかでベルギーの「アントワープの手」は、都市の成り立ちに関わるもの。悪さをする巨人がいて、勇者がその手首を切り落とした。これだけ聞くと”本当は怖いむかし話”みたいです……。しかも形が、その手首をかたどったもの……。
でもこれが「初対面の場」で贈られるそうで、よく見れば握手をしようと手を差し出している形なのです。良い方に意味が変わるのは、さすがお菓子の効用でしょうか。
アジア・中東編は宗教色のあるものもあり、土地の伝統もありますが、地理的なのか、トルコではイスラム教徒が多いと思うけど、「アシュレ」というノアの箱舟に関するお菓子が紹介されています。
アフガニスタンは「象の耳(ゴシ・フィール)」というお菓子が出てきます。ぶっちゃけ”揚げワンタン”みたいで簡単そうだから、料理ベタな自分にも作れそうというのも注目した理由ですが、お祝い全般に出されるというこのお菓子が普通に食べられる時間が多くあることを、アフガンに関するニュースを見るたびに思い出すんじゃないかと感じました。
日本も2つ出てきます。「えくぼ饅頭」と「ちんびん」。前者は結婚式などさまざまなお祝い事に供され、後者は中国に由来があって、沖縄の歴史が垣間見られますね。
このように歴史とか宗教が多いんですが、おもしろいお祭りにベトナムの「先生の日」というのがあるそうで、教授をしてくれる先生に感謝を捧げ、生徒たちが花やお菓子などを贈るそうです。どんなお菓子なのか紹介されていないのが残念ですが。 -
世界のお祭りや祝い事の時に食べるお菓子を、お祭りの説明や画像、レシピと共に紹介している本。
地方ごとに分けられている。
全く知らないお祭りやレシピが知れて楽しかったが、一部写真がなく文章のみのお菓子もあって残念だった。調べてみるとアイシングなどで見た目が華やかなお菓子もあったので、全部画像が欲しかった。 -
1/11は
「鏡開き」
日本では、おそなえした鏡餅をお雑煮等でいただきますが、世界の祝祭日でははたして? -
2012-6-21
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このお菓子を本場で全部食べてみたい
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資料番号:010966398
請求記号:596.6セ -
作るとしたら、こちらは前作の「ホットドリンク」よりも難易度が高いです。
混ぜて焼くだけのシンプルな作り方が多いですが、異国の味になるのか果たして…。
見るだけでも楽しいです。