- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903355474
作品紹介・あらすじ
「保育園落ちた日本死ね!」が世間を騒がせたが,なんら解決を見いだせないばかりか,事態は悪化する一方,なぜか!?―――
日本人の歴史観,社会観をもとに低賃金,男性保育士の問題など保育の社会的位置づけを解釈し,諸問題に取り組んでいる多数の保育士の実例で紹介。保育の問題を解決する姿に焦点を当てる。また,保育士同士の問題にも触れ,子どもを取り巻く専門職の具体的な問題と解決を説いている。
前作「保育の哲学 1」に続き,近藤・塩崎の対談が保育の本質を深く掘り下げる。
もくじ:
保育の社会的地位向上をめざしたい、保育の哲学に求められていることは?
男性保育者の活躍 ― 世界に誇れる保育実践の蓄積
保育の社会的位置づけを、同時代に生きる人が共有すること
今、合計特殊出生率が示す意味を考えたい
保育という営みには、地域社会をつくるパワーがある
保育におけるジェンダーバイアス、保育=「おんなこども」がする些細なこと?
低賃金の理由 ― 近代以降の保育史に目を向ける
低賃金労働としての保育、見直すべき時期
そもそも、子どもにとって、保育園へ行く意味は
自分の保育経験と子どもの見方を、脇においてみる
子どもの世界の不思議さ、内面を探ろうとすること
保育の仕事を、誇れるようになったきっかけは?
園長職の立場から、時代の変化と保育のあり方を考える
未来を見すえた保育実践を
保育園の窓から、時代や歴史を見ようとする
園の保育哲学の内容 ― 親切、安心できる保育者の存在
保育者の専門性の内容 ― どのように、築いていくのか
保育者の集団の形成 ― 自分が職場の人間関係をつくる
保育者の集団の形成 ― 園長や主任などリーダーの役割
職員集団を形成する際、留意したい視点は
園における民主主義のあり方 ―「自分で考える」こと
対談「保育の哲学」(続き)へ向けて