- Amazon.co.jp ・本 (593ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903487410
作品紹介・あらすじ
ラテンアメリカをはじめ数億の人びとを救った「コムギ」、飢える者がいないほど豊かであったインカ帝国の繁栄を支えた「トウモロコシ」と「ジャガイモ」、明治維新の牽引者・薩長土肥諸藩の経済・社会基盤を強化した「サツマイモ」と「サトウキビ」など、世界史の拡大をうながし、人びとの生活様式をも変えてきた作物改良の歴史を網羅。
感想・レビュー・書評
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▼福島大学附属図書館の貸出状況
https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90304748
多種の作物の起源から栽培化、品種の改良の歴史について詳細に書かれている。
(推薦者:食農学類 新田洋司 先生)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
様々な作物の歴史を知ることができる良書だった。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784903487410 -
コラム的な長さの文章ながら学問的な話題、それに作物を育てていた古今東西津々浦々の人間模様とかも触れつつ、最近の日本で何やってるかとか、そういう話が詰め合わせてあります。
二条大麦(実が1列になる)と六条大麦(実が3列になる)を比べて、実際の収量にはそれほど差がないものの「三倍お得じゃん!」とせっせと六条大麦の栽培を始めた様子などの記載があると、なんだかくすっと笑えたり。明治維新の雄藩がサツマイモのおかげで食料に困らず、そのおかげであんなにパワフルに活動できたのではないかという話とか、ちょろちょろ面白いネタが出て来ます。さっくり読んでちょろっと拾うのにおすすめ、という意味で、この本はコラム集みたいなものだと思います。