やっぱりふしぎなキリスト教 (大澤真幸THINKING O)

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本棚登録 : 72
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903500522

感想・レビュー・書評

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  • 前作「ふしぎなキリスト教」に続いて読んでみました。
    でも前作の方が面白かったですね。この本ではやはり対談を収めたものや論文が載っていますが、ちょっと難しい。(^_^;)
    近代社会の成立とキリスト教、グローバリゼーションとキリスト教などの話が語られるのですが、テーマからして難しそうです。読んだらそれなりに面白いのですが、、、

  • おととし5月18日に発売された『ふしぎなキリスト教』はとてもわかりやすく面白い本でしたが、そのノリでこの『やっぱりふしぎなキリスト教』にはいると苦難が待ち受けています。
    大澤真幸さんと橋爪大三郎さんの対談からはじまります(おととし8月)
    たとえば

    >『リヴァイアサン』は、世俗国家の正当性を主張している書物です。キリスト教的な文脈の中で、密輸入ではなく明示的に、人間のつくる教会が、イエス・キリストの救いとは無関係に、人間を救済する力をもつはずがない、と論証している。ここのところをまず理解していただきたいと思います。

    理解できません。ごめんなさい。

    なんでも、前作『ふしぎなキリスト教』の評に、「この本は居酒屋でおっさん二人が言いたいことを言っているだけだ」というのもあったそうで、それに対して橋爪さんはこう言います。

    >それは見かけです。私たちは、表現がアバウトだったり、丸めいていたり、細部を省略していたとしても、理解の正確さと両立できると考え、文章を工夫しました。

    ということで、この対談で、「俺たちは本当はこんなに頭いいんだぞ。どうだまいったか」と伝えたかったのではないかと、勝手に思いました。


    さて、このふたりによる対談の難しさで挫折してしてしまいそうですが、実はそのあとがすごく面白いのです!

    高橋源一郎さん(室井佑月さんの元夫)と大貫隆さんが加わって四人になったところで、とてもわかりやすく面白くなるので、途中でやめないでください(昨年3月)

    さらに大澤真幸さんひとりによる『「世界史」から〈世界史〉へ』と『人生の主題と学問の課題』も面白いです。

    もう難しい話はやめて、この程度の本をたくさんだしてほしいです。

  • 大貫先生が出ていらしたので、つい手に取ったのだけど、色々な視点を見られて面白かった!

  • (チラ見!)

  • キリスト教と現代世界の関わり方についての本。

    面白かった点は、キリスト教がなぜ世界じゅうに影響を与えられるほどの存在になったのかを様々な点から考えている所。
    例えば、資本主義が成り立った背景にはキリスト教徒の生活様式に関係がある事。これがプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神と言う本に書かれてある事を知れた。

    また、贖罪に関して。
    エルサレム教団は法律を守らなかった罪。パウロは法律を持って人間の罪を図ろうとする事が罪だということ。
    アダムとイヴのリンゴを食べた原罪とごっちゃになっていた所があった。

    キリスト教は神の作った世界を理解しようとして科学を発展させた。そして、神が死んだあとにもその力は続いている。

  • 『ふしキリ』と、それに関する批判も踏まえて、更に論者を増やして、討論したものの、本来、キリスト教やユダヤ教成立を論じつつ、テーマは世界史の成立を視野に入れた“宗教社会学”の話なので、池澤夏樹氏の『ぼくキリ』とは、目的が違うので、キリスト教徒達の批判は、ちょっと違うと思う。
    そもそも、キリスト教の中でバリエーションが多彩だし、様々な考え方がある中で、ここが違うそこが違うといっても、始まらないだろう。
    そんな批判も踏まえた上で、更に詳しい成立史を通じて、世界史を成立させてきたキリスト教の働きを論じようとしているのだろうと思う。

    そう考えながら読むならば、なるほどそういうことか!と思うことも多く、やはり面白かった。インパクトは前作の方があったけど、内容は、濃くなってるかもね。

    積読本になってる『〈世界史〉の哲学(古代編・中世編)』も読まなきゃね。(^_^;)

  • 「ふしぎなキリスト教」講談社現代新書)の続編らしい。
    高橋源一郎の対談が載っているので、先に此方を読もうかな?

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    「キリスト教がわかって、初めて近代もグローバリズムもわかる。
    『ふしぎなキリスト教』の続編とも言うべき、
    橋爪大三郎氏、大澤真幸氏の対談のほか、
    大貫隆氏と高橋源一郎氏をまじえた徹底討論を掲載。」

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著者プロフィール

1958年長野県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。専門は理論社会学。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『自由という牢獄』(岩波書店、河合隼雄学芸賞)、『社会学史』(講談社現代新書)、『コミュニケーション』(弘文堂)、共著に『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)など。

「2020年 『これからの天皇制 令和からその先へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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