盲導犬の訓練ってどうするの?―視覚障害当事者の歩行訓練体験記

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  • 生活書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903690643

作品紹介・あらすじ

アイメイト(盲導犬)・ロミオとともに受けた三週間の歩行指導訓練の記録。アイメイトの使用者が犬たちとどのように出会い、どうやって信頼関係を築いているのか、その軌跡が一冊に。

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号・369.2/Ma 資料ID・310005410

  • この本を読みながら、思い出すことがある。最寄り駅で見掛けた盲導犬とそのユーザー。電車待ちをしている二人は向かい側のホームの淵ぎりぎりに待機していて、いかにもあぶなっかしい。結局無事に、電車には乗り込めた。訓練された盲導犬を連れていても、完璧に安全を確保するのがいかに厳しいかということをその時に感じたが、この本からも同じことを感じた。ユーザーもただ受動的に動物の力を借りているわけではないことも。むしろ日々、主体性を持って勉強し続けているということも。

  • 盲導犬は生き物で、カーナビみたいに行き先を入力すれば案内してくれるような物じゃない。
    犬と歩くにも技術が必要で、犬との歩き方を習得していてもパートナーとなった「この犬」と歩くには信頼感が必要で、つまりは時間と訓練が必要になる。

    この本は、盲導犬になるための訓練を修了した犬と、ユーザーになる人がパートナーとしてやっていくための訓練の記録。
    日記風に説明を交えた親しみやすい言葉で書いてくれるので読みやすい。

    著者は盲導犬を使うのは3頭目ということで、はじめての人とはまた違う課題も描かれていて面白い。
    犬が主役のお涙頂戴じゃなくて、当事者があくまで自分が経験したアイメイト協会のロミオのケースですよと断って書きつづる、その普通さにものすごく安心する。

    塩屋賢一さんが格好いい。

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著者プロフィール

1971年 千葉県生まれ。
1990年 千葉盲学校卒業後、米国オーバーブルック盲学校インターナショナルプログラムへ参加。コンピュータプログラマーとしての訓練を受ける。
1992年 点字による公務員採用試験を経て千葉県庁入庁。
1993年 アイメイト(盲導犬)クリナムと歩き始める。
1999年 クリナムがリタイア、2頭目のアイメイト、アンドリューと歩き始める。
2007年 5月にアンドリューがリタイヤ、3頭目の新しいアイメイト「ロミオ」と歩き始める。

アイメイト協会同窓会会員、盲導犬を普及させる会アドバイザー。
著書に『二人五脚』(実業之日本社)、『盲導犬ハンドブック』(文藝春秋)、『盲導犬アンドリューの一日』(鈴木びんこ絵、ポトス出版)、『見えない目で生きるということ』(明石書店)、『わかる! 盲導犬のすべて——138のQ&Aで疑問に答えます』(明石書店)などがある。
現在、盲導犬への理解と普及に向けて、小学校等で年数回の講演などを行っている。

「2007年 『Q&A 盲導犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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