- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903853383
作品紹介・あらすじ
おバカにもわかるように、アメリカ大統領選挙のカラクリをマイケル・ムーアが教えます。
感想・レビュー・書評
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時間が許せば。
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前作のブッシュ!世界を返せは誇張表現のくだらない本だったんだけどこの本読んでたら病んでるアメリカの実像が見えてくる。大統領選が火曜日だと⁈
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華氏911で有名なマイケル・ムーア氏の書かれた本です、少しどぎつい内容と、時々本当かなと首を傾げてしまう記述もありますが、おそらくアメリカの実情を伝えている本だと思います。
世界経済を引っ張ってきたアメリカがやっていることなので、彼らの行動は「先進的だ」と思っていたこともありましたが、ムーア氏が指摘しているように、客観的に見れば奇妙な行動も多かったと再認識しました。特に、アメリカの選挙制度やイラク戦争決定についての行動についてそう思いました。
以下は気になったポイントです。
・2000年に65歳だったイラク男性の平均寿命は、48歳にまで下がった(p30)
・ヒラリー・クリントンが大統領に立候補すべく動いたときには、アメリカの70%近くの人が戦争に反対していたが、彼女はイラク侵攻を認める議案に賛成していたし、自分の誤りをけして認めなかった(p58)
・アメリカは第二次世界大戦で連合軍が落としたよりも多くの爆弾をベトナムへ落とした(p78)
・アメリカではネブラスカとメイン州以外では、勝者総取り方式をとっている(p84)
・2008年の予備選挙をニューハンプシャー、アイオワよりも先にやったミシガン、フロリダの選挙割り当て人は半分に減らされた(本当?)(p91)
・ギリシアがローマに征服された2000年前頃は、役人は抽選で無作為に決めていた(p96)
・アメリカの下院議員は再選を目指して立候補すれば、97%の割合で再選する、これは旧ソ連の共産党政治局(91%)よりも高い(p101)
・高果糖コーンシロップ(HFCS)を使うことで、安く高カロリーな食品を作ることができるようになった、アメリカ人の3分の2が過体重で、3分の1が肥満である(p160)
・フランスでは高税金を支払う代わりに、無料の医療保障・小児教育・大学授業・給料が全額保障される4ヶ月の育児休暇・強制取得が必須の30日間の有給休暇が得られる(p164)
・アメリカの社会保障制度が破綻するのは、年収10.2万ドルを超えた分については、社会保障税(6.2%)を免除されるから(p184)
・開票において手で数える場合はミスはほぼゼロだが、アメリカの場合、電子投票機で2.2%、スキャナで1.6%、パンチカードで2.6%はミスが起きる(p208)
・オハイオ州のデニス下院議員は、2008年6月に、民主党指導部の指示に反して、ブッシュ大統領に対する弾劾告発書(35条からなる)を提出した(p222) -
コーンから作られる果糖液ってのが怖かった