文章は写経のように書くのがいい

著者 :
  • ミシマ社
3.08
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本棚登録 : 200
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908120

作品紹介・あらすじ

自らのことを自己完結型の書き手と呼ぶ著者。
本書では、あの「多筆」の秘密を初公開します!
「文章を写経のように「サクサク」一定のペースで書く」「自分の平均的な執筆速度を知る」
「『私には書くことがない』という人は、自由連想方式、『100の質問』方式を」
「10時間あるよりも、『15分しかない!』ときのほうが効果的に書くことができる」
「POS方式、SOAP方式で客観的に書く力をつける」……etc.
具体的なトレーニング方法を、「本を書くのがストレス解消」と語る著者独自のエピソードをまじえつつ、紹介していきます。
書くことになれていない人から、日々何かを書いている人まで――文章を書くことが楽しくなる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 心理エッセイからサブカルチャーまで幅広く多くの本を書かれてきた香山リカ氏による、文章をかくための指南本。
    文章は一定の調子でサクサクと書いたほうが精神的な安定効果があること(写経のように書く)、書く内容のネタ探しとして自由連想法や100の質問法などの活用、細切れのぶつ切り時間でも人は文章を書くことがきるようになるための脳の使い方のコツ、定型文の効果について、SOAP方式など客観的に文章を書くコツなど、ざっくばらんに文章を書くためのコツと効果がついて述べられる。
    個人的な感想は、この本はなかなか秀逸と感じた。いままで多くの書き方の本を読んできたけども、それらと違う点は、著者が精神科医ということもあって「なにか書いて見よっかな~」「文章を書くって意外と敷居が低いかも?!」という気にさせるということ。今まで読んできた類書は、論理的文章構成や情報収集や読み手に訴える効果的な書き方ばかりだったので、本の読み手にやる気を起こさせる文章書き方本というのははじめてだった。そして、著者おすすめの数々のプチテクニックについても、本業である診療経験のなかでのエピソードが根拠としてあって、診察場面であったり、研修医の教育の一場面であったりが本書の文章を書くという異素材に見事マッチしているという面白さがあった。

  • 精神科医香山リカ氏による「文章術」。タイトルと著者の職業から、人の心に深く印象付けるテクニックであるとか、他の文章術の本とは一味違ったものを期待したが、その点は少し期待外れ。
    文章を書くことに慣れていない人が、その第一歩を踏み出すための指南書として、とてもやさしく書かれている。改めて勉強したいと思わせてくれた。
    また、作中で引用されている作品に興味をそそられるものが多かったので、その点は収穫だった。

  •  何も人前に出す文章を書くわけではない。もっと簡単にもっと気楽に書けばよい。

     でも、体は動かない、うまく描けない自分を責める。

     どこまでもそれの繰り返し、いずれその輪から離脱できることを願ってなるべくここにも書き続ける。

  • 「書く」ことは心の中を整理し、安定させること。
    「書いてみる」勇気をくれる本。

  • 文章を一定量一定の速さで書くと癒しの効果がある、という内容。
    とても納得した。だからみんなほぼ日や、ブログや、日記を、書くんだ。
    無意識にさらさら書いてる時の方がいい文章をかけるし、すっきりするっていうのも、レポートの経験から確かにと思えた。

  • 香山リカさんの文章についての本ということで、前々から読みたかった本。タイトルが、五七調なのは気のせい?
    ひとに見せていい評価を得るための執筆ではなく、徹底的に、自分のための執筆の話をしている。
    香山さんも実際に、いい意味ですごく力の抜けた文章を書いているので、本当にそうやって書いているんやろうなあと思える。
    書く内容は、どんなひとにだってある。一人ひとりの人生は他人から見ると「変わったもの」であるというところ、すごく共感した。

  • 文章論というよりは、おしゃべりの延長的なかんじ。本当に何も書けないけど、「書きたい」という気持ちがある人には心強い一冊。
    要所要所でカウンセリングのコネタがあって、なるほどねーという気持ちにもさせられた。
    「細切れに読むことができるんだから、細切れに書くことだってできる」
    というのは、あぁ、頭のいい人の論調だなくそ。と思った。不器用な人だっているのに。
    それなりに読みやすく、特に「細切れに」読みやすいので、通勤にお勧め。

  • 作文技法は国語の先生の書いた本の方がよい。
    著者は医者なので医学的見地からの作文技法を期待したのだけど、
    口下手な人の参考にはならなさそう。

  • 文章書きたい!!と思っていたわけじゃなくて、最近なんとなく文章気になるな〜ぐらいで手にとったのでとても面白く読めた。最後のほうにかんたんな「作家タイプか評論タイプかテスト」が載っているのだけど、自分では物語を作るのが好きだったので、評論タイプになったことに少しびっくりしつつ、納得もした。

  • 文章を書く時は読むように、想いのままリズム良く書いた方が、上手くいくのですね。何か気持ちが楽になります。あくまでも書く行為は自分のためなんですよね。(プロじゃないし。)4行日記(事実・気づき・教訓・宣言)って、文章的にはきれいにまとまってるけど、『じゃ何から手を付けるの?』っていうStoryがないと、たしかに時間の浪費だよね。そう思います。

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著者プロフィール

精神科医・立教大学現代心理学部教授。
 1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。
 その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。

「2018年 『身近な人が「うつ」になったら読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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