街場の文体論

著者 :
  • ミシマ社
4.33
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本棚登録 : 1297
レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908366

作品紹介・あらすじ

よみがえる、最後の授業!
言語にとって愛とは何か?
全国民に捧げる、「届く言葉」の届け方。

30年におよぶ教師生活の最後の半年、著者が「これだけはわかっておいてほしい」と思うことを全身全霊傾け語った「クリエイティブ・ライティング」14講。

「アナグラム」「エクリチュール」「リーダビリティ」「宛て先」・・・・・・こうしたトピックを有機的に連関づけながら、「生きた言語とは何か」を探る。

「この本がたぶん文学と言語について、まとまったものを書く最後の機会になると思います。そういう気持ちもあって、「言いたいこと」を全部詰め込みました」(あとがきより)

「街場シリーズ」最高傑作、誕生!

感想・レビュー・書評

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  • 読み手への敬意があるかないかってすごく大事ですよね…
    最初からガツンとやられた気がしました。
    書くこと、伝えることの難しさ。
    またあとでもう一回読もうと思います。

    • yurinippoさん
      nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      そうなんです、この本読んだだけで素敵な文章が書けるようになるわけないんですよね。
      ...
      nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      そうなんです、この本読んだだけで素敵な文章が書けるようになるわけないんですよね。
      これから内田先生の他の本も読もうと思います(^^)
      2013/04/19
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「他の本も読もうと思います(^^)」
      一杯ありますから、たっぷり楽しめます。個人的なお薦めは、ミシマ社「街場の教育論」や、バジリコ「邪悪なも...
      「他の本も読もうと思います(^^)」
      一杯ありますから、たっぷり楽しめます。個人的なお薦めは、ミシマ社「街場の教育論」や、バジリコ「邪悪なものの鎮め方」「身体知―身体が教えてくれること(三砂ちずると共著)」、ロッキング・オン「沈む日本を愛せますか(高橋源一郎と共著)」とか、、、延々書いてしまいそうだから止めます。
      2013/04/24
    • yurinippoさん
      nyancomaruさん
      ご紹介ありがとうございます。順番に読んでみますね〜
      nyancomaruさん
      ご紹介ありがとうございます。順番に読んでみますね〜
      2013/04/27
  • シリーズ最後、最後の大学講義。
    文章作りための講義。大学の講義だと感じさせるところを残している。
    いきなり、粗忽な人の説明を文章にしろという。文章を書くためには、自分の中にいる他者を見つけなければならない。作家として仕事をするには。¥、地下室の下の地下室、手付かずの鉱脈を探し当てる。誰を意識して、何を伝えるのか?万人向けのメッセージは誰にも届かない。
    母⇒赤ちゃんへ、「あなたがいて私はうれしい」鏡像的なメタ・メッセージのやりとり。理解できなくとも届く。
    あなたは、そう問うことでよって何が知りたいのか?自分の判断の根拠を説明できる。学問は、象牙の塔に入ってしまった。再び出る時代である。

    • nico314さん
      だいさん

      わざわざ、ありがとうございます。
      でも、残念ながら開けられないのです。なぜなんだろう?

      >母⇒赤ちゃんへ、「あなたが...
      だいさん

      わざわざ、ありがとうございます。
      でも、残念ながら開けられないのです。なぜなんだろう?

      >母⇒赤ちゃんへ、「あなたがいて私はうれしい」

      こういう根源的な愛情で満たされていない話の本を読んでいたので、だいさんのレビューの捉え方にバイアスがかかってしまいました。

      内田樹さん、気になります!




      2013/11/26
    • だいさん
      nico314さん
      こんにちは
      ミラーニューロン、というようです。
      呼び名を変えて同じ事を言っている人が結構いますよ。

      私の内田...
      nico314さん
      こんにちは
      ミラーニューロン、というようです。
      呼び名を変えて同じ事を言っている人が結構いますよ。

      私の内田さん事始は↓これでした。
      才能の枯渇について (内田樹の研究室)
      検索すると読めますよ。
      2013/11/27
    • nico314さん
      だいさん

      コメントに気をとられて、花丸を忘れていました。とほほ・・・。

      「才能の枯渇」読みました。
      『恩送り』という言葉をどこ...
      だいさん

      コメントに気をとられて、花丸を忘れていました。とほほ・・・。

      「才能の枯渇」読みました。
      『恩送り』という言葉をどこかで聞いて、とても気に入っているのですが、それにも少し似ているようで、いいなあと思いました。

      何かをいただいたら、また違う誰かに返す。
      いつもこういう気持ちを忘れずにいられたら、ゆとりのある毎日を送れそうです。
      2013/11/27
  • 話が途中でいろいろ飛躍するんで、読み始めは戸惑ったけれど、読み終わった後思ったことは、「この話を学生時代に聞きたかった~!」ということにつきます。しかもこの内容をその場で、生の声で聞けていたら、また違った結果になったと思うんですよね。文章を読んでてさえそう思うのだから、このライブ感、半端ないだろうなぁと思います。
    そうです、話している内容が重要なんじゃなくて、「この人、うちらになんかすごく伝えたいことがあるらしいぞ」っていう経験が、その人に影響をもたらすんですよね。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「生の声で聞けていたら」
      ローカルで申し訳ありませんが、此方でお聞きください!
      MBSラジオ1179ポッドキャスト | 内田樹&名越康文の ...
      「生の声で聞けていたら」
      ローカルで申し訳ありませんが、此方でお聞きください!
      MBSラジオ1179ポッドキャスト | 内田樹&名越康文の 辺境ラジオ
      http://www.mbs1179.com/henkyo/
      2013/05/02
  • 内田さんの書くものが好きだっていう話をしたら、でもちょっと偏ってるよねと言われました。
    確かに、他の人があんまり書かないようなことをたくさん書いてて(そういう部分が好きなわけですが)、独特な論理や修辞法を使われますよね。

    けど、内田さんの言葉をそのまま使いますけど、内田さんの書くものからはそこで扱われているコンテンツや結論に関わらず、自分の学んで得たこと、考えたことをどうしても伝えたい、分かってもらいたいというメッセージ(メタ・メッセージですね)をひしひしと感じることができます。そういう姿勢を学びとることが内田さんの本から得られる大事な滋養の1つだと思うので、あんまり論旨や結論にこだわらないでこれからも読んでくださいね、と言いたかったんですけど、その場ではとても思いつけなかったのでここに書き留めておこうと思います。

  • ブログや趣味の小説など文章で表現するのが好きで、自分の書き方これでいいのかと小さな疑問を抱いている人なら読んでおくべき一冊。
    著者は原因を丁寧に説明してくれるのだが、著者自身は読者の文章に対して執刀してくれるわけじゃない。
    そういう意味でハウツー本では無いのだけど文章を誰かに読んでもらい、何かを伝えることがいかに難しいことかはこの本で知っておいたほうがいい。

  •  内田先生,空中浮遊信じてるとか公言してるのか。結構ヤバイんじゃ…。オウムとか覚えてるよね??
    「クリエイティブ・ライティング」と題された最終講義14コマをまとめた本なんだけど,脱線が多くて文学の話はそんなにない気が。それもその半分くらいは村上春樹だしw
     もちろん話はうまくて,博学なのは間違いない。ただ,言ってることはただの懐古趣味だったり,精神論だったり。何と言うか,老害ぽいかも。11年前の『寝ながら学べる構造主義』は非常に良かったんだけどね…。
     たぶん日々取り入れる情報を,自分の思い込みを強化するように取捨選択・修正歪曲してしまっているから,こうして首尾一貫した内田ワールドを流れるように繰り出せるんだろうな。

  • 相変わらず内田樹の本はおもしろい。ぐいぐい読んでいける。内田先生の解説をすらすら読んでいる途中に、たまにその解説されている思想家本人の著作の引用が出てくる。すると、びっくりするほどそれを読解できない自分に気づく。こんなむつかしい文章を読みこなすのがたぶん教養なんだな、と思った。
    そんな教養を身につけるため、というかそうせざるを得ないような「身体をがたがた揺さぶられる」経験は私にはあったかなあ、と振り返ってみたりした。

  • 読み終わってた。内田先生の最終講義の文章化。

    なにか思ったことがあったはずだが、忘れてしまった(笑)
    なんだったか忘れてしまったが、自分にとっては新しい発見があったはずなので、良し。

  • 本屋で平積みになってたので購入。
    著者の大学最後の講義録とのこと。
    「書く」ということの本質は「読み手に対する敬意」に帰着する。「情理を尽くして語る」「言語における創造性は読み手に対する懇請の強度の関数」という話が第1講に出てきて、すごく納得した。
    ソシュールとアナグラムの「こびとさん」の話も、思い当たるところありでよくわかる。
    この本はぜひまた読み返したい。

  • 「文体論」という表題から、良い文章のことを内田先生が語るのかしらと思っていた私が浅はかでした。これは、文章のことではないのです。いや、文章のことなんだけれども、今を生き抜く為の人間の態度だったり姿勢についても言及されてるものだと私は思います。とっても勇気づけられました。大多数の日本の学生は高校時代の勉強に対する考え方から抜けきれないままに、大学生をやっている。そこから抜け出すためにも、そしてより勉学の本質に近づくためにも、学生のみなさんにこれを読んでいただきたいです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そしてより勉学の本質に近づくためにも」
      内田センセの言葉は、いつもセカセカ歩いてる私を立ち止まらせる。それは、より良く生きていくための速度...
      「そしてより勉学の本質に近づくためにも」
      内田センセの言葉は、いつもセカセカ歩いてる私を立ち止まらせる。それは、より良く生きていくための速度に落とすよう言われている気がしてなりません。
      若い人には回りくどいかも知れませんが、内田センセの視点の素晴しさに気付いたら、色々得るコトがあると判って貰えるでしょうね。。。
      2012/09/19
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著者プロフィール

うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。道場兼能舞台兼私塾「凱風館」館長。神戸女学院大学名誉教授。翻訳家。専門はフランス現代思想史。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ブログ『内田樹の研究室』。



「2019年 『そのうちなんとかなるだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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