坊さん、父になる。

著者 :
  • ミシマ社
3.53
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 95
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908489

作品紹介・あらすじ

坊さん歴、十年。

それは僕にとって、「妻との結婚」「お寺の新しい建物、演仏堂の建立」「少しばかりの心身の不調」、そして「娘を授かり父親になる」という人生の大きな節目でもあった。そして、そんな頃に考えてきたこと、なにげないけれど、時々とても大切なように感じられる「仏のヒント」をまるで親しい友だちに手紙を書くように、今から、みなさんにお話ししたい。
――プロローグより

「仏様、大師様、ボクを救って」
若き住職、「心身の不調」に悩む!?

苦悩の日々に見つけた、「死を内包して生きる」というあり方。

『ボクは坊さん。』(2015年秋映画化)をしのぐ名作、誕生!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今治の栄福寺、奥さんも尼僧なんだ、最後までピンとこなかった。

  • 【最終レビュー】

    予約著書・図書館貸出。

    *前作〈(Myリンク・4)映画館鑑賞済・ボクは坊さん。〉

    →原作本 最終レビューアーカイブ

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/490390816X

    上記の続編著書。

    前作の著書から10年後。これ以降の白川さんが見た様々な変化の数々。

    映画『ボクは坊さん。』映画館鑑賞(Myリンク・4にて)時の感覚を覚えたままに、こうして鑑賞直後のタイミングで、映画(パンフレットの内容を含めて)で描写されていた光景を思い返しながら、今回の続編著書は、スムーズに

    〈自然体に心身に深々と『更に「密度の高さ」』〉

    を踏まえ、コンパクトにまとめられていました。より

    《日常生活全般、社会、心、人(人間関係を含めて)、慈悲と生死、沈黙と言葉、白川さんの好きな言葉、演仏堂を通して(映画本編にも登場した建物)》

    に密接した内容を通して、どう感じ取り、ささやかながら、どう一人一人が

    〈汲み取っていくかどうか〉を問いかけていきながら

    不器用ながらも、迷いに迷いつつ、途方に暮れながらも

    《世代の有無を問わない、白川さん流『奥底の魂』から伝わってくる『ソフトかつ感慨深さ』が込められた『ライフスタイルにも十二分にも通じる―分かりやすく、身近に感じ入るメッセージ―』》

    実際、今、私自身の中で実践している内容(教えを通してのメッセージ)そのものも、書かれていたりと

    『決して、間違ってはいない』ということを『しっかり、目を通しながら「ハッキリと確認」』できたので

    [この著書が「貴重な自分の味方の一つ」]

    として、噛み締めつつ心身で実感しながら

    +新たな『気付き』や『発見・糧』となった『アドバイス・メッセージ』

    が『さじ加減のよい、スパイス』として加わり

    《実りが存分に熟成されている『果実そのもの』》

    の《証》のようなものといっても言い切れるぐらいでした。

    ブッダ、空海、様々なジャンルの著書の『引用』を上手く、溶け込ませる『白川さんのこの著書そのものの空気』が

    私の背中を、後ろから両手でしっかりと後押しをしていただけた感じでもありました。

    数多くの中から、自身が特に印象に残った

    《白川さん流の日常生活にも通じる思い思いのメッセージの数々》

    後は、HP・Myリンク・1にて、丁寧に一つ一つまとめました。後は、こちらに…

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん。――57番札所24歳住職7転8起の日々。」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年10月映画化。他の著書に『坊さん、父になる。』(ミシマ社)、『空海さんに聞いてみよう。』(徳間文庫カレッジ)がある。

「2020年 『坊さん、ぼーっとする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白川密成の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×