透明の棋士 (コーヒーと一冊)

著者 :
  • ミシマ社
4.10
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  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 186
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908632

感想・レビュー・書評

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  • プロの将棋棋士たちへの取材とインタビューをもとにしたノンフィクションです。

    扱われるのは1章がサラリーマンから棋士へ挑戦した瀬川晶司、年齢規定がせまる中でプロへの昇段を目指すアマチュア棋士、女流棋士、2章がAI将棋と戦った棋士たち、3章が羽生善治に挑む中村太一、4章が羽生善治と羽生についてのインタビューに答える棋士たち、5章が再び瀬川晶司についてです。大きくは5章に構成されたうえで、各章が数ページごとの短い節に分かれています。

    ノンフィクション作品のなかでも淡々と調査を進めるなかで事実を浮き彫りにするといったスタイルではなく、取材者が尊敬する棋士たちへの思い入れを語る抒情的なタイプの作品で、各章のタイトルや文章の端々からも著者の熱量を伺うことができます。

  • 筆者が出会ったプロ棋士の素顔。ちょっとカッコよすぎかな、短くてすぐ読める。やっぱ羽生さんすごい。

  • 棋士の話が好き

  • 2018/09/16 14:11:49

  • 全編を通して、著者は自分が書く記事、自分の仕事のことを、棋士の立場からみたら、小さなこと、と捉えているような雰囲気がある。
    棋士が取材のために時間を割いてくれることに対して、「何の得にもならない」とか、「申し訳ない」とか、そんな言葉がちょくちょく見られる。
    でも多分、書かれる側としては、それはとても大きなことのように私は思う。良きにつけ悪きにつけ、とても大きなことではないかと思う。

  • 最近将棋に興味を持ち始めたのですけれど、
    命を削って戦いに挑む人たちの姿に何度も胸を打たれました。
    そして自分のことを振り返って、もっと真摯に生きていきたいなあと。
    棋士、かっこいいよね。

  • 羽生善治棋聖の里見さんへの気遣いとか感動した。

  • おもしろかった。
    けど、薄い。
    もっと、読みたい。
    今まで読んだ将棋本の中で一番若い著書。

  • 796.04

  • 厳しい闘いの中でふと見せる棋士達の素顔を切り取った本書。
    ・三段に昇進したものの休業することとなった里見の就任式に、里見を励ますため、自身のタイトル戦を目の前にひとり足を運ぶ羽生。
    ・電王戦で敗れた三浦の心の有り様。
    ・「勝負心」に羽生の記述が多くなったのは編集のせいですよ、とうそぶきつつ、羽生の凄さについて語る渡辺。
    ・サラリーマンから憧れの棋士になり、自身は将棋をするために生まれてきた、といえるか問い続ける瀬川。
    などなど。
    「1000円でこれっぽっち?」と思いつつも、棋士に対する敬愛の念が快く、熱く爽やかな本書。今後もこの著者の棋士に関する文章を読み続けたいと思った。

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著者プロフィール

1980年、石川県生まれ。学習院大学在学時に雑誌『SWITCH』で編集を学び、2002年に報知新聞社入社。以来、記者として編集局勤務。運動第一部読売巨人軍担当などを経て、文化社会部に在籍。2010年より主催棋戦の女流名人戦を担当。2014年、NHK将棋講座テキスト「第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント準々決勝 丸山忠久九段 対 三浦弘行九段『疾駆する馬』」で第26回将棋ペンクラブ大賞観戦記部門大賞受賞。著書に『透明の棋士』(ミシマ社)がある。

「2017年 『等身の棋士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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