辛口サイショーの人生案内 (コーヒーと一冊)

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 150
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908717

作品紹介・あらすじ

「ああ訊いてよかった」と質問者から絶大な支持を受ける人生相談。

就職、結婚、不倫……どんな質問にも、容赦なく真正面から答えてくれ、思わず背筋がピンとなる。誰もが訊きたかった46の質問!

ノンフィクションライター最相氏が、7年間務める読売新聞の人気連載「人生案内」がついに書籍化!

———衆人環視の中で相談していながら、匿名性は保たれているため誰の話かはわからない。そうです。相談を内緒にするのではなく相談者を内緒にすれば、相談者は誰にも知られずに専門家の回答を得られ、読者や聴取者にとっては楽しくためになる。この一挙両得を狙った人類史上最高のエンターテインメントが、人生相談だと私は思っています。———

——はじめにーより

感想・レビュー・書評

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  • 失恋、不倫、家族問題、職場の人間関係…。老若男女から寄せられた相談に真正面から向き合い、ときには容赦ない厳しい言葉を交えて悩みにこたえる。『読売新聞』連載より46回分を抜粋して書籍化。

    なかなか濃い相談と辛口の回答,ジュンコさんのほのぼのとしたイラストが絶妙。

  • さくさくと読め、でもピリッと背筋が伸びるところもあり、あっという間に読んでしまった。悩みは人それぞれ、人生いろいろ、面白い

  • 著者によるまえがきで「人類史上最高のエンタテイメント」とされる人生相談が読者にとって面白いものであることに同感です。タイトルには辛口とあり確かにそういった傾向もあるのですが、同じ回答者で一冊の本にまとめてしまうと、新聞誌上のようにほかの回答者との比較にはならないためか、極端なものには映りませんでした。

    100ページ弱に46件の相談・回答が掲載されており、最相さんの腰の据わった回答は納得させられるものばかりで楽しむことができました。相談者の性別は46件のうち40件が女性、相談内容は相談者が当事者でないものも含めると男女関係に関するものが多数と、人生相談そのものの傾向によるものかは不明ですが、ともに大きな偏りがある点も興味深いです。

    内容自体には満足しているのですが、本書への不満は単純に量の物足りなさです。
    ミシマ社による出版物には常々注目しており、この「コーヒーと一冊」シリーズも意欲的な主旨によるものですが、新書等であれば2倍程度の量でも価格はこれより安価なことを考えると、やはり割高には感じてしまいます。シリーズの方針も理解はできますが、本書についてはこのシリーズでは扱わないなどして、多少価格に影響しても新聞からの一部収録ではなく、丸ごと掲載された人生案内を心ゆくまで堪能したかったです。

    以下は参考までに、印象に残ったフレーズを書きとめたものです。

    「罪悪感に苛まれればよいのです。弁解無用です。」
    「先日ふと魔が差して、その人の名前をインターネットで検索してしまいました」
    「正直、私もあなたが怖いです」
    「性的指向は変えられません」
    「私のストレス解消法は縄跳びです」
    「会話は話す人と聞く人がいて成立します」
    「友人が「怖かった」のは、見たくもないものを見てしまったからなのです」
    「あなたはプライドが高いのではなく、きっとプライドが足りないのです」
    「残念ながら、すでにあなた方夫婦は壊れていますよ」
    「親がよき理解者であることも、幸福とは限りません」

  • 新聞の人生相談の欄という限られた字数の中で、ときに相談者に寄り添い、また相談者を叱る。たしかに回答は全体的に厳しめで、自分だったら言えないと思うこともあるが、その実、まじめに回答している感じが濃厚に出ている。

  • 何気なく手に取った本です。
    人生相談集ですが、人の悩みは尽きないですね。こんなことで悩んで人がいるかと思えば、大変な苦労をしている人もいる。
    かわいい悩みには思わずクスッとしてしまいますが、本人は真剣なのですよね。たぶん自分の経験に照らして読んでしまうのでしょう。まだまだ苦労が足りないということかと思う一冊でした。
    悩んでいる人向けではなく、悩んでいない人向けの本なのかなと思いました。

  • 読売新聞生活欄で連載されている名コラム(迷コラム?)人生案内の中から筆者が回答したものの選定集。

    知り合いには言えない全国の悩みを聞くのは何にも増して面白く世の中真面目なエンタメで満ちている。本書にも笑える、一緒に悩んでしまう、ほっこりしてしまう等々沢山の質問とその回答に溢れている。人生に悩んでいる人に読んでほしい一冊。

  • 公の内緒話。

    読売新聞紙上で7年以上続けている人生相談の記事を一部抜粋したもの。

    年齢、性別、相談内容、回答だけのシンプルなつくりなのにディープでおもしろいのはなぜか。

    その大半を中年の不倫やら浮気やらが占めていることも特筆しておきます。

  • 軽い読み物だが、中身は作者らしく生真面目。中島らものデタラメな人生相談が好きだから、それと比較してしまうと面白みに欠ける。

  • そんなに辛口でも無い。けど真っ当な回答。

  • 本書の内容は「読売新聞紙上で最相葉月氏が7年以上つとめている人生案内」です・・・が、本書は「人生案内」を楽しむのではなく、著者の「表現力」を楽しむ一冊だと思います。

    最相葉月氏の文体・表現・感性が好きな人には、文字通り珈琲を楽しむ間に楽しめる、軽快な一冊です。

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著者プロフィール

1963年生まれ。ノンフィクションライター。関西学院大学法学部法律学科卒。科学技術と人間の関わりや異文化コミュニケーション等を主なテーマとする。著書『絶対音感』『青いバラ』『星新一』他多数。

「2021年 『特別授業3.11 君たちはどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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