愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

  • ミシマ社
3.85
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本棚登録 : 311
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908809

作品紹介・あらすじ

女性性とうまく向き合えない自身を描いた『女子をこじらせて』で、世の女性の心を鷲掴みにしたライター・雨宮まみさん。日常に転がる「分析できないもの」を集めた『断片的なものの社会学』で、社会学の新たな扉を開いた岸政彦さん。活躍する分野も性格もまったく違うお二人による「雑談」、もう、止まりません!

私たちはときには譲り合うことなく対立しな がらも(例・浮気の是非)、他者を信頼したい、他者とともに在りたいという思いについては、共有していたと思う。――「あとがき」より

感想・レビュー・書評

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  • ライターの故・雨宮まみ氏と社会学者 岸政彦の対談。タイトルの通り、雑談かもしれませんが。

    100ページに満たない頁数で、コーヒーを飲みながらサクッと読める一冊。でも中身はかなり濃厚。

    途中で出てくる「欲望は他者の欲望の模倣」とはよく言ったものだなあと感心。でも後で調べたら、ジラールという人が言ったのですね。

  • 本のあとがきで雨宮さんが書いた「話すだけで、世界は豊かになる。自分の世界も、他人の世界も。」という言葉をしっかり握りしめていきたい。

  • とりとめのない雑談。ゴールが見えないので、読みながら少し戸惑うかも。お二人のテンポ良い会話が頭に浮かぶようで、確かにコーヒーを飲みながら読むに合う気がする(わたしはビール片手に読んだけど…)
    雨宮さんの、希望を持たない方が楽、でも美しくないというくだりが好きです。欲望とか赤裸々に語るんだけど、美しさとは何か、考える軸があるから言葉が下品でなく響くのかしら。とかとか。

    ブクログのランキングで知った本。サクッと読めました。

  • 「女子をこじらせて」で女性性とうまく向き合えない自身の姿を描いたライターと、「断片的なものの社会学」で社会学の新しい扉を開いた社会学者が、恋愛、家族、コンプレックスなど、“他者とのかかわり”について語り合う。

    本当に雑談だった。

  • 直接会うのはかけみたいなもんだ。
    でもそれについかけてしまうのが人間だ。

  • 題名通りの雑談集だった。90年代のサブカルは「欲望文化」で、身体性が高いドラッグやセックスなどが強く、今はその反動がきているというのは面白い考察だったなあ。

  • 読了。奥さんに薦められた。気持ちを、ちゃんと伝えるとあった。考えさせられた。やっぱり伝わってなかったんだなと反省する。

  • 914.6

  • お昼休みにさっくり読んだ。
    生きづらさ、は誰しも抱えているものだと思うけれど、それを「語れる」人は少ない。
    ツイッターみたく直情的に愚痴として吐き捨てるのではなく、「語り直す」人が必要だと、思う。この二人はそれをしてくれているような気がした。
    あと、この本、形が好き。

  • +++
    女性性とうまく向き合えない自身を描いた『女子をこじらせて』で、世の女性の心を鷲掴みにしたライター・雨宮まみさん。
    日常に転がる「分析できないもの」を集めた『断片的なものの社会学』で、社会学の新たな扉を開いた岸政彦さん。
    活躍する分野も性格もまったく違うお二人による「雑談」、もう、止まりません!

    私たちはときには譲り合うことなく対立しながらも(例・浮気の是非)、他者を信頼したい、他者とともに在りたいという思いについては、共有していたと思う。――「あとがき」より
    +++

    何のテーマも決めずに始めた対談だということである。そして100ページにも満たない薄い本である。にもかかわらず、なにかとても深くて大切なことを聞いた心持ちにさせられる。既成概念の不確かさ、他人と自分の尺度の違い、言葉のもつ威力、などなど、目から鱗が落ちる気分にも時々させられる。雨宮まみさんがどんな風に歳を重ねられるのかを見守れないことが切なくもなる一冊である。

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プロフィール

ライター。エッセイを中心に書評などカルチャー系の分野でも執筆。著書に『女子をこじらせて』(幻冬舎文庫)、『まじめに生きるって損ですか?』(ポット出版)など。

「2016年 『愛と欲望の雑談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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