家のしごと

著者 :
  • ミシマ社
3.32
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本棚登録 : 188
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908861

作品紹介・あらすじ

家のしごとには、渾身のちからをこめるだけの値打ちがある。

…でもときには、
サボったり、大げんかしたり、
やらかしてもいる。
山本さんの、そんな日常。

毎日新聞の人気連載を書籍化

わたしが小さなものと向きあおうというとき。もうもう、決まって、台所へ飛びこむ。
…小さなおかずをたくさんこしらえて、冷蔵庫に貯えるしごとに、不調や憂いの値打ちをわからせてもらった。
――本文より

感想・レビュー・書評

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  • 日常を大事にしたくなる本。
    そうだよね、日常が疎かなのに、楽しいことなんてないよね。
    生きることに真面目になろう。
    「行ってらっしゃい、いい日にしてね」と言って、人を見送ろう。
    小さなものにも気持ちが向きやすくなるから、不調なときの自分も愛してあげよう。

    待つことが苦手になってしまったわたしたち。
    道を譲るとか、ドアを開けてあげるとか……
    自分にも思い当たる節がありすぎて反省。
    コロナもありなかなか難しいところもあるけれど、表情や姿勢、それと少しは声で、隣人に想いを伝えていきたい。

  • 随筆なんだけれど。指向性がものすごく違うので読んでいて楽しい。

  • 日常エッセイ。
    することがない雨の日にゆっくり読みたい。
    まず持ってすることがない日がないけど。

  • 家のことをコツコツやる。人生はこれが大事。

  • 日常の大切さに気づかせてくれる。家族に対して、友人に対して、仕事に対して、どんな向き合い方をするのか考えさせてくれる。

  • 2017 2/3

  • いつもほっこりあったかい気持ちにさせてもらってます。

  • ふみこさんの本は読みやすくて好き。ふみこさんのように手まめな主婦になりたいです。20161220

  • 山本さんは随筆家。
    古風な日本語をよく使う。
    「厨しごと」「お目文字」「おみおつけ(漢字で「御御御付け」と書くらしい)」など。
    だからエッセイストではなく、随筆家を名乗るのか。

    「俳句で映像をつくる」と夏井先生が良くおっしゃっている。
    山本さんの随筆は俳句のように映像が見えて来る。

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著者プロフィール

1958年北海道小樽市生まれ。随筆家。3人の娘を育て、食事をつくり、掃除に精を出し、市の教育委員として奔走し、一人暮らしの親を気にかけ、ときに原発に思いを巡らせ、夫婦喧嘩をし…日々を重ねる。『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社)、『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫)、『暮らしと台所の歳時記――旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)、『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ)ほか、著書多数。

「2016年 『家のしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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