今日の人生

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 905
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908946

作品紹介・あらすじ

ただただむなしいとき、おいしいものにであえた日、年齢を感じる瞬間、町で出会った人、
電車の光景、そして肉親との別れ。

2コマで終わる「今日」もあれば、8ページの物語になる「今日」もある。

「今日の人生」の積み重ねが私の人生…。


描き下ろしを加え、「みんなのミシマガジン」の人気連載「今日の人生」4年分が一冊に。

感想・レビュー・書評

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  • どんどん一人で旅をして、
    さっさと気に入った店に入り、ご飯を食べる著者。

    自分という人間を、自分が独り占めする時間をたいへん有効に使用しているなぁ~と感心した。
    その心の余裕がまわりの風景をクリアにする。
    すると、良く観察できるから一日を深く刻むことができる。
    そんな日記風コミックエッセイ。

  • 人生は一日すら人生だ。当たり前だけれど、大事なことなのだと読後しみじみと思った。ふとした可笑しみや悲しみ、ふと不思議なことを体験しながら過ごす毎日の人生。さりげないことがじんわり優しい気持ちにさせてくれることや、モヤモヤした気持ちにさせられること。毎日の彩りは人生だと、教えてくれる本だと思う。

  • 「その人が、
    どういうふうに幸せなのかは
    その人にしかわからない」

    今日の人生。
    どんな1日になるだろう。

  • ミリさんのエッセイ漫画。今回特徴的なのは、各話でコマ数が異なること。始めは、コマ数の少ない日の話が物足りなく感じたりするけれど、この不思議なコマ数の違いそのものが、毎日を表現していることが分かってくる。たくさんのことを感じて考える日もあれば、たいして何も起こらない日もある。そんな毎日が幸せなのだということ。最後まで読み進めるほどに、ミリさんワールドに引き込まれる感じがした。

    装丁もページの色紙の移り変わりも、とてもお洒落でかわいい本。さすがイラストレーターだと思った。

  • もやもやする日もあるよ
    どきどきわくわくの日もあるよ
    むなしい、、、っていう日もあるし
    さいこーにしあわせ!!っていう日もある

    それでいいのだ〜〜と思わせてくれる本

    なかみももちろんだけど
    装丁がすばらしくて。
    この装丁、デザインじゃなかったら買わなかったなー、すごいなー
    大島依提亜さんというデザイナーさん。

    あとはミシマ社という出版社を知れたのも大きな収穫なのでした。

  • わたしの人生に降りかかってくる面倒なできごと。すべて作品に昇華してみせる、と改めて思った今日の人生-。益田ミリが日々思ったことを漫画で描く。『みんなのミシマガジン』連載を再構成し、書き下ろしを加える。

    私たちは毎日いろんな人生を歩んでいるんだなぁとふと思った。

  • 2018.1月。

    ミリさんの本は、バタバタと忙しく終わる毎日の流れの中で、突然ぽっかりした時間に落とされるような感覚。
    一瞬あれっと立ち止まらせられる。

    結婚して子どもができて仕事をしている私には、ミリさんのような時間の過ごし方はもうできないんだなあと思ったりもした。
    今思うとひとりでうろうろしたり考えたり思い切った行動に出たあの時間は、自分の心と向き合う大事な時間だったんだな。

  • 作者、益田ミリさんの何気ない日常のひとコマをマンガにしたマンガ。

    読んでいると、序盤で日記が丁寧に書きたいとふと思いました。
    ここに書かれている事は何気ない事もあるし、お父さんが亡くなって、ふとした時に涙が流れる・・・なんて、特別な事が題材になっている話もある。

    どの話も何となく共感できるし、作者の繊細な感性が感じられる。
    そんな繊細な感覚でもって自分も日記を書きたいな・・・と思った。
    だけど、私はこのマンガの作者の様に世の中の事を気にして見てないし、続かないんだろうな・・・とすぐに思った。

    何気ない話の中に、作者の優しい人柄、他人を見る優しい目線が感じられて素敵だな・・・と思った。

  • ミリさんのエッセイがどんどん手抜きになっている気がする。たしかに、日常のほほんで、いいのだけど、これで本を出版できるとか、一回ブレイクした著者っていいよねー、みたいに思ってしまう。これなら、私でもできる、と思う一般人の人がたくさんいるんでないか。といいながらも、次作もたぶん図書館でかりて、読む。装丁がとてもかわいい。

  • 益田さんの作品は好きなので何冊も読んでいますが、
    今回は全体的に少し切ない雰囲気が多かったように思えます。
    けれど何気ない日常の中で過ごしていることを
    細やかな視点で捉え、
    それをただ見たままに思うのではなく、
    様々な考え方で表現をしていて共感できることが沢山ありました。

    毎日繰り返される平凡な日々からこそ、
    小さな幸せが生まれたり、
    それが後に自分の積み重ねた人生となっていき
    なかなかどれも考え深いものでした。

    印象に残ったもので
    電車の中で盲導犬が足したで小さく伏せているのを見ていると、
    これどのまでに誰かの役に立ったことはあるのだろうかと思った今日の人生。
    じわじわと言葉の意味が伝わり背筋を伸ばさせられるような気持ちになりました。

    コミックの間にあるエッセイもかなりシリアスで切実なことが
    書いてあったので ドキッとしてしまいました。

    購入した本の間に挟んであった冊子も良かったです。
    今はこのような手書きでのものはなかなか見れないので、
    何だか懐かしくて可愛らしくて気に入ってしまいました。

    本の表紙もカラフルですが、
    中のページを開くとカラフルなので色によって気分も変わり
    楽しく読めてユニークだと思いました。

    人生とはかけがえのない一瞬の積み重ねということを
    改めて大切にしなければいけないと思わせる作品です。
    日常の小さなことを大事にしならが、
    またのんびりとした時間を味わいたい時に再読したいと思います。

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著者プロフィール

益田 ミリ(ますだ みり)
1969年、大阪生まれのイラストレーター。「ミリ」は小学生の時のあだ名に由来する筆名だが、その理由は本人も知らないという。
京都芸術短期大学卒業。デザイナーを経て、フリーのイラストレーターに。2001年『OLはえらい』で漫画家デビュー。2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。2013年には『すーちゃん』シリーズが『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』のタイトルで映画化。
その他の著書に『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のお出かけ』(毎日新聞出版)、『今日の人生』(ミシマ社)、『美しいものを見に行くツアーひとり参加』(幻冬舎)、絵本『ネコリンピック』(ミシマ社 絵・平澤一平)の原作など多数。

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