- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908946
作品紹介・あらすじ
ただただむなしいとき、おいしいものにであえた日、年齢を感じる瞬間、町で出会った人、
電車の光景、そして肉親との別れ。
2コマで終わる「今日」もあれば、8ページの物語になる「今日」もある。
「今日の人生」の積み重ねが私の人生…。
描き下ろしを加え、「みんなのミシマガジン」の人気連載「今日の人生」4年分が一冊に。
感想・レビュー・書評
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2024.4.23
“個人の幸せ他の人にはわからない
その人が、どういうふうに幸せなのかはその人にしかわからないであるからして、
自分と違うというだけで、誰かの幸せを小さく見るのはちょっと違うんじゃないかかと思った”
“知っていることがわたし自身の助けになった
そういうものが、数多くあればあるほど、それらが支えとなり倒れずに済んでいるということもあるのだと思ったのでした”
“その曲の歌詞の中に、みんなが好きなものが好きでもいい、というようなフレーズがあって、それが、そのときのわたしをちょっと元気づけてくれたのでした
自分の個性の弱さ個性のひとつなのかもしれない、と映画や、音楽や、芝居やそして、本を読むことは自分の世界に「手すり」をつけている
そういうことなのかもしれません”
“ヨックモックのロールクッキーで息を吸ってみ
たら甘い空気でした”
“言葉を学ぶのは、誰かと話してみたいと、というところから湧き出るのであって
バカにされたくないからというのは、わたしには違うように思えたのでした
だって、そうでしょう
バカにされたくないと何かを習得したとき、人は習得していない人を見下すようになるのではないか?”
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たぶん2回目だけど、軽やかで読みもたれしなかった。でも人生の含蓄はある。
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今日の人生3の発売に伴って
本屋さんに1.2.3が並んで平積みしてあって
デザインかわいい、、
漫画エッセイ好きだったよな〜って思って
試しに1を読んでみることに。
クスッと笑えたり
しんみりしたり
あったかくなったり
そんなことをふと思うのも”今日の人生”
つい見逃してしまいそうな
何気ない日常にある小さな種を
拾い上げて気付けるような人間でありたいと思った。
♡ʾʾ
「映画や、音楽や芝居や
そして、本を読むことは
自分の世界に『手すり』をつけている
そういうことなのかもしれません」
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ふふふと笑える出来事も、わかるなあとなんだか切なくなるの出来事も、今日の人生、そうだそうだ。どんなふうに過ごしていても些細なことに気がつける人間でいたいと思う。
お父さんに関するページは少し涙目になってしまいそうだった。益田ミリさんの、お父さんの死に関するエッセイはTSUTAYA(まだ閉店する前だったなあ)で立ち読みして泣きそうになって、というか半分泣いていたな、それきり読めていない。まだしんどい気がして。
本に挟まれていたハガキに感想を書いて送ったら、ミシマ社さんからお返事をもらって、とても嬉しかったです。ありがとうございました。(春には続編が控えているとのこと。とっても楽しみです) -
良くも悪くも日常。
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自分の人生も振り返ってみて、悪くないなって思えた作品。
私も些細なことでも日記を書いておけばよかったと思った。
読み終わった後、私もお気に入りのパン屋さんにでも行こうかなって思った。
ミリさんのように少し行動力をもって、今日の人生が少しでも、いい一日になったって思えるように過ごそうかなって前向きな気持ちになった。 -
わたしは日常のいろんなの取りこぼしすぎてると思う
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個人的に、アザラシの顔とタモリが夕刊だったのが面白かった。
自分の個性の弱さも個性の一つなのかもしれない。本を読むことは自分の世界に手すりをつけているかもしれません。 -
最高。益田ミリさんの作品を読んでるととても落ち着く。