エンドレスワールド (MARBLE COMICS)

著者 :
  • ソフトライン 東京漫画社
4.01
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本棚登録 : 712
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904101247

感想・レビュー・書評

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  • かなり好きな作家さん(*´Д`*)

    ~あらすじ~
    怖いものなしで自由奔放に生きてきたイッキが働く洋食屋へ龍がやってきた事から物語は2人の共通の「トシミツ」を思い出す事で巡っていく。

    親友「トシミツ」の死と最後の言葉を龍から聞かされたイッキは・・・
    「トシミツ」の従兄弟の龍との関係・・・

    自由の象徴であった「トシミツ」に囚われる2人が出会う事によって過去を振り返り未来へ進んでいこうとするお話

    「シュガーミルク」を読んだ時、新人さんなのに何て勢いのある型に嵌っていない作家さんなんだろう!って思った 。
    で今回の「エンドレスワールド」も迷わず買ってしまった。

    画が凄く好きな感じ。
    決してきっちりとはしてないんだけど女の子のかわいらしさや服のセンスが抜群で言葉を大切に深く扱ってるなぁ~と言うのが第一印象。

    「シュガーミルク」のイメージからはかなりかけ離れた今回の作品。
    でも本当はこの「エンドレスワールド」のほうが蛇龍さんが書きたかったのかなぁ~なんて思ったりした。

    BLという枠では括れないような感じ。

    ドラックに暴力に男女のSEXにと描写はかなり衝撃だったけど、ただの青春群像を通り越した深いものがあった。

    トシミツが飛び降りる瞬間に感じた恐怖や思い
    ロンがイッキと出会って背負っていた重荷を「俺も半分背負ってやるよ」
    トシミツは自由の象徴だった・・・

    このシーンは本当にぐぐっときた。

    話に無駄がなく男女のかなりエロいSEXシーンもあったけどそれは当然で無ければ逆に不自然なくらいに思えた。
    読み進めるうちに本当に目が離せなくなって吸い込まれるように読破。
    もっとページ数があったら過去をもうちょっと見たかったくらい。
    読み終わった後は何だかとってもやさしい気持ちになれる作品だった。

    最初ロンの不細工さが「どうなん?これって!!」って思ってしまったけど最後のイッキとのHシーンで何ともブサかわいくて

    ただ男女間のエロ以外は(これも多くは無くただ乳すっげーっと思った位)本当に少なかったデス。

    BLっていうジャンルはいろんな方が凄い数デビューしてるけど、なんだかありきたりな甘々っていうのが多いと思う(私が読んだ限りでは)

    この蛇龍どくろは自分の世界観をがっつり持っていて他とは明らかに違うと思う。
    久しぶりに良い作品に出会えた。
    これからとっても楽しみな作家さんの1人だ。

  • 「BANANA FISH」を彷彿とさせるような話でした。
    話の起伏が激しいので、ちょっと戸惑いました。

    人間の内面に深く踏み込んでいて、悲しいけど救いがあり、読み応えのある作品でした。

  • 青春バディームービーと云うべきか?こうゆう映画ちょっと前によくあったような気がする。
    暴力とSEXに塗れた日々の中で、ドラッグ漬けになっていったトシミツは、イッキの拳又は龍とのSEXを通して、生きている実感、生への執着を得ていたのだろう。このドラッグに溺れながらもがき苦しんでいる様の描写が凄まじかった!
    トシミツとイッキ、龍との間に愛があったのかどうかはあまり語られず、BLとしての甘さは無い。でも圧倒的な存在感を持ってトシミツというカリスマが二人の間に君臨していた事は事実!これをただの中二病の妄執と云うべきか否かは、今後の二人にかかっている。
    洋食屋のマスターに知り合って人生やり直す事の出来たイッキと、イッキに出会い引っ掛かっていたトシミツとの過去を清算し新たな思いを胸にする龍。トシミツという呪縛から逃れられた二人の明るい未来が垣間見れたラストだったと思います。
    個人的には、イッキの生き方を変えてくれた洋食屋のマスターが気になりますね(^-^)あの温和さの裏にすごい武勇伝とかありそうw

  • 中二だだ滑り大失敗痛い寒い。あとがきまでもが徹底してて笑いが。ここまで自己満漫画も珍しい。編集…。

  • こういう、エッジの効きまくったBLが時々無造作に転がってたりするからBLってのは面白い。
    蛇龍どくろは絵も台詞のセンスも好きなので既刊は全部持ってるが、中でもこれは一押し。

    全く関係は無いんだけれども、行○勲の青春映画や岩井○二の映画を思い出した。

  • トシミツとイッキとリュウ。死んでしまったトシミツを媒介にイッキとリュウのラブストーリィが始まる訳なんだが、イッキとトシミツは本当はお互いに好きと言う感情を持っていただろうに、お互いに気付かなかったんだろうな、とか、トシミツは従弟のリュウに手を出していたんだから、イッキと出来ない事はなかっただろうに、最後まで気付かなかったんだな、とか、まあ、3人の中に流れる複雑な感情を想像できて、イイ!!誰かに憧れられると言うのは素晴らしい、素敵な事だな、と。
    コミックス2作目でこのクオリティー、凄いなぁ。ロンの可愛い裸がまぶたに焼き付く。しかし、「アイがラブしてユーなのさ」が私的に全くだったので、この落差に未だ頭がついて行かない…。こんな事もあるのかぁ、と。

  • 自分に絶望した時に生きていけなくなる、というのは理解できる。
    ただその絶望に気付かないフリをして生きているのが多勢の『人』というものだろうので、それができなかったトシミツに弱さや誠実さを感じるのは間違いではないように思う。

    他人を、自分を、赦して愛して、土臭く愚かしく生きていきたい。
    触れ合うべき手をちゃんとこの手に取って生きていきたい。

    自由と孤独がイコールだとは思いたくない。

    イッキ、ロン、ずっとずっとうまくやってけ〜〜〜。
    そうして人が生きる世界の美しさと愛しさをトシミツみせてやればいい。
    愚かであることは罪ではないのだ。

  • 素直におもしろかったです。すごい。ボーイズラブのラブっていうのはなにもラブだけじゃないですもんね。そこすごく大事だと思います

  • だからどこまでBLは進化するのぉおおお?

    表情が上手な作家さんだと思いました。いちいちいちいち上手すぎて、物語に入り込まざるをえない。そして読んでるときの疾走感。読み終わった後の喪失感と存在感。こんな作家さんがでてくるなんて、BLはすごいな!!

  • 二冊目の本。どうすべかなと迷いながら購入。プロローグで一瞬カプがおっさん受けなのかと誤解した(笑)
    このカプは正しいよね。しかし、トシミツがわかりづらいなー…。あえてなんだと思うけど、どうしてトシミツがこういう選択をしてこういう結果を選んだのかが分からん。個人的にあらすじのBLを越えたって言葉が気に食わないので☆一つマイナスで。

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