10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)

著者 :
  • えほんの杜
2.93
  • (1)
  • (3)
  • (21)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 690
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904188514

作品紹介・あらすじ

「どうして勉強しなければいけないの?」
「どうしていじめはなくならないの?」
「生きている意味はあるの?」
学校の先生や親がなかなか答えられない、子どもが抱えるリアルな悩みや疑問を、哲学者の言葉をヒントに解決。
哲学を通して子どもの考える力を育てる、必読の一冊。
古代ギリシャから近代、現代の有名な哲学者の解説も。

■第1章 自分について考える
Q 運動が苦手
Q 勉強ができない
Q 自分の言葉で上手く話せない
Q 綺麗になりたい
Q 自分のいいところがわからない
Q 「自分らしさ」って何?

■第2章 友達について考える
Q 友達ができない
Q 友達が他の子と仲よくしているとムカムカしてしまう
Q 友達グループの中で仲間外れにする子がいる
Q ケンカをした友達に「ごめんなさい」が言えない
Q 人を好きになるってどういうこと?

■第3章 悪について考える
Q どうしてルールを守らなくちゃいけないの?
Q 人にやさしくしなきゃいけないのはなぜ?
Q どうしていじめはなくならないの?
Q 悪いことをしている人には注意した方がいい?

■第4章 生き方について考える
Q どうして勉強しなければいけないの?
Q 苦手なことはあきらめちゃダメ?
Q 「本をたくさん読みなさい」って言われたけどなぜ?
Q 自分の夢を反対される
Q 生きている意味はあるの?
Q 幸せって何?

■第5章 命について考える
Q 心はどこにあるの?
Q 花や木に命はある?
Q 死ぬのが怖い
Q 人は死んだあとどうなるの?
Q 人はどうして人を殺すの?

■岩村先生の哲学講座
人間の祖先「ホモ・サピエンス」が生き残れたわけ
物事の原因はすべて「目に見えない」
「ふたつの時間」を生きる
愛は「心を受ける」こと

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私は面白かった。哲学者から学ぶ生きるヒントがわかりやすく書かれている。
    でも、10歳の、とうたっているが、10歳の子にはまだ難しいのでは?と思った。
    子どもたちに読ませたかったのに、小学生2人にはヒットせず。残念…。

  • コンセプトはとてもよいと思うのだが、何かこう「惜しい」感じ。
    10歳の子どもに直接伝えるには、内容が難しい気がするし、抽象的な気がする。紹介する哲学者は基本的に西洋哲学。
    「この人はこう生きた」という具体的な例(生きるヒント)があると、響きやすいかも。
    個人的に響いたのは、「生きている意味はあるの?」という疑問に対して、「生きる意味は自分で見つけるものだよ」とし、贈られたサルトルの「人間は自由の刑に処せられている」という言葉。答えがないのも答え。

  • 子どもが、これってどういうこと?って思ったときに、
    子どもの近くにいて、子どもが何の気兼ねもせずに聞けて、その子が理解できるように工夫して(かみ砕いて)説明できる大人
    がいさえすれば、3歳児にもわかる良本です。
    子どもの読書離れを改善するには、一緒に本を読んでくれる身近な大人が必要なんですよ、と良識を暗に伝えてくれている素晴らしい本だと思います。
    僭越ながら、この本を批判する人は思慮不足だと思います。

  • 10歳に分かるか?深すぎ。

  • 「友達が少ない」
    「死ぬのが怖い」
    「自分のいい所がわからない」
    「どうしていじめはなくならないの?」
    …etc

    子どもから聞かれて、回答に詰まっちゃう質問のちょっと悩むQ&A集みたいな感じ。
    文章は10歳でもわかるように、かなり優しい文体で書いてあるが、内容としては難しいかもしれない(親向けでは?と思う箇所もあり)…でも多感な時期なので心に残るものはあるのかもしれない。
    一緒に考えるきっかけをくれる本だと思う。

    この本のいい所は、哲学者のたとえや一文を載せているところで、昔からみんな悩んでいたんだね~。という事を教えられる事だと思いました。
    ありがとうございました。

  • よかった

  • ざっくり有名な哲学者が何を言っていたのかがわかるから、大学1年生が哲学の単位とるときに1冊目の入門としてパラパラっと見るのにいいかも。

  • 10代の悩み、苦しみ

  •  誰もが一度は悩むことに対して、哲学者の言葉を通して、考え方を学べる本。長い間、語り継がれる言葉には、深い意味がある。哲学の入門には、ちょうどいい本。

  • よい劣等感とは、〝理想の自分〟との比較で生まれるもの。

  • 小学生向けの哲学の教科書といったかんじ。理屈っぽい気質の息子には合いそう。1項目見開き2ページなので区切りをつけて読みやすい。ただし内容はまあまあ難しい。(理屈から理解したい子には向いてると思う)

  • 哲学から学べる生きるヒントを子ども向けにまとめたコンセプトはおもしろい!
    イラストもやさしい雰囲気でかわいい。
    大人といっしょに読んでもらいたい本。

    「心を強くする言葉」という書名と、中面のQA仕立ての見せ方は少し合っていないように感じた。
    哲学者の言葉を見開き冒頭に持ってきて、それをかみ砕くかたちでQのないようにも触れて解説するなどの方が分かりやすそう?

    著者のコラムはちょっと唐突な感じがした。それぞれ直前の章に絡めた内容だとより楽しめたかも。

    あと、アンサーがわりと断言のような表現が多かったのが少し気になった。
    子どもが読む本なので、もう少し、ひとつの問いに色々な答えがある可能性や、言葉の解釈のしかたに余白を持たせてあるともっとよい気がした。

  • よい言葉

全15件中 1 - 15件を表示

著者プロフィール

1955年、東京都大森生まれ。恵泉女学園大学教授、副学長。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了、同大学院博士課程満期退学。エディンバラ大学神学部留学。哲学やキリスト教倫理学を専門とし、抽象的思考能を身につける教育を目指して学生たちに哲学の講義を行っている。著書『賢い悪魔』(新教出版社)、論文「杉原千畝とロシア正教」などがある。

「2018年 『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩村太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×