この芸人を見よ!2

著者 :
  • サイゾー
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本棚登録 : 16
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904209172

感想・レビュー・書評

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  • 779.14

  • 私はお笑いやバラエティ番組が結構好きで、M-1(もう終わってしまったが)やキングオブコント、R-1などを楽しみに見ている。しかしその立ち位置はまるっきり素人の一視聴者である。最近はネット上で、玄人はだしの批評や分析をする人も多く、そういうものもまた面白く読んでいる。
    ラリーさんのコラムは、非常に中立的な立場で冷静に解説、分析されていて、なるほどそういうふうに見るのかと、いろいろ教わることが多い。
    ラリーさんの芸人解説には基本的に愛がある、と思う。その愛は、若干内部寄りだとは思うが、しかし芸人の背後に物語を読み取りたいという要望を十分に叶えてくれる。
    本書は「この芸人を見よ」の第2弾ということで、最近の芸人事情について知ることができる。
    面白かったのは岩崎夏海さんとの対談だった。お笑いとかエンターテイメントに対する価値観の差が鮮明に出ていて非常に興味深い。
    「お笑い」とは何か、ということをつい私は考えてしまうのだが、芸人さんたちはそれぞれのやり方で「笑い」や「エンターテイメント」ということを考えているわけで、その方法論をきちんと言葉にして解説しているところが本書の素晴らしいところだと思う。

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著者プロフィール

ラリー遠田(らりー・とおだ)
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、ライター、お笑い評論家として多方面で活動。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務める。主な著書に『この芸人を見よ!』(全2巻、サイゾー)、『THE 芸人学』(東京書籍)、『M-1戦国史』(メディアファクトリー新書)、『ダウンタウンvsナイナイ最強考察』(晋遊舎)、『バカだと思われないための文章術』(学研パブリッシング)、『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)、『逆襲する山里亮太 これからのお笑いをリードする7人の男たち』(双葉社)がある。

「2018年 『とんねるずと『めちゃイケ』の終わり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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