- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904292860
作品紹介・あらすじ
現代アート作家、漫画家としても活躍し、『A子さんの恋人』1〜5続刊(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1〜2続刊( 亜紀書房)が話題の近藤聡乃のはじめてのエッセイ集が、仕様をあらたにお求めやすい価格の「新版」となって新発売です。
新版のための描きおろし「上の空と穴の底」を含む全58篇のエッセイと58点の挿画、漫画2篇を収録。手書き文字もふんだんに使われています。
地味に不思議で、おだやかに怖い。近藤聡乃の日々。
感想・レビュー・書評
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雰囲気が好き…!
帯の通り、少し不思議なエッセイ集。
ひとつひとつ、丁寧に読める。
一編毎に内容に沿ったイラストが添えられていて、それがまた素敵。
気持ちを緩めたい時に読みたい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/4/8購入
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これを読むと自分も、今となっては本当なの?と思う不思議な記憶たちを思い出す
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近藤聡乃さんの手書きの字が本当に好き。
『A子さんの恋人』も『ニューヨークで考え中』も何度も読み返したくなるけど、これもまたいつか読み返したくなるようなエッセイ。 -
エッセイを読んだのは今作が初めて。幼稚園のときにみた夢の話が面白かった。タイトルが漢字ばかりで読めなかったという感じの。
読んでいてまったりした気持ちになった。 -
この人の感性も言葉選びもエピソードも書き字も全部とても素敵だとおもう。
ニューヨークに10年もいて、こんなに綺麗な日本語を使えるなんて本当に素敵。
文章だけでもこんだけおもしろいなんて、すごい。 -
近藤さんの独特の視点とイラストがいい!
著者は13歳の頃から考えることとか、感じることとか変わってなさそう。それは、もちろん、いい意味で。 -
書かれている内容自体はすごく好き。だけど、彼女の漫画を知っているせいもあって、その画力で読みたかったな、と思ってしまった。
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エッセイ漫画『ニューヨークで考え中』が好きで、こちらも読んでみました。
ニューヨークでの生活や子どもの頃の思い出、作品制作のことなどについて、日常生活で感じ考えた何気ないあれこれが五十七編のエッセイとして書き綴られています。エッセイとしては王道のスタイルで、とくにタイトルの「不思議」で括ることにこだわっていません。
エッセイ以外では、一節ごとに著者によるイラストが差し込まれ、冒頭と末尾に三点の漫画作品が掲載されています。
「地味な」とある通り、とりたてて新奇なところはありませんが、筆者の作風がお好きな方には悪くないのでは。