禁猟区の森 (ジュネットコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784904468036

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  • 『禁猟区』
    攻め:佐助
    受け:和泉


    泉は戦争が激化する中、徴兵に出る前に故郷に戻る。そこで鹿と間違われて使用人に足を撃たれたことで兵役は免除になったものの足は思うように動かず。自分を撃った使用人・佐助から子供のころから慕われていたものの今では立派な青年になり彼に惹かれて行っている自分を認めることが出来ない。そんな時航空隊に志願した佐助がはなむけに抱かせてほしいと言ってきて、、、。


    作者初の時代物らしい。
    終戦前後の話。
    時代背景が背景なので、全体的にトーンが暗い。この二人、この後幸せになるのか?とちょっと考えてしまった。


    『ペパミントキャンディ』
    攻め:クロサキ
    受け:登希

    頭を打たれたことで5歳児に戻ってしまった登希。自分を見舞ってくれる男が誰なのかは分からぬままに、、、。

    うーん禁猟区に引き続き暗い目の作品。
    なんというか。まあピアスだから?



    『ホーム・スイート・ホーム』
    攻め:原
    受け:昴
    会社をリストラと同時に上司だった恋人とも別れてしまうことになった昴。終電に乗れず駅で一夜を明かすつもりだったが起きたら上下を段ボールに囲まれてしかも男に抱きこまれていた。人命救助で暖を共にしているという浮浪者・原の段ボールハウスに連れて行かれ、、。

    攻めは社長が嫌で逃避していたってことかな?昴の事が気に入ったから社長に戻って昴を秘書として雇ったっていう事かな?
    突っ込みどころは満載だけど、まあピアスだから(笑)


    『ふるさとの君に』
    オーガニック・ガーデンの続きらしい。
    恋人を追って彼の田舎で一緒に農作業をしていたが、その男が都会からやってきたカメラマンと共に村を出て行ってしまって、残された攻めは村で待っているが、、、。

    1穴1棒が大半を占めるこの業界で、まさかの浮気あり?(笑)でもこの人の話なら、それでもいっかぁっと思わせる何かがある(爆)
    結局、いろいろ突っ込まずに楽しむ作品なんですね!

  • 収録作品は、下記の4作品(うち2つは前後編もの)です。

    ●禁猟区の森 前編
    ●禁猟区の森 後編
    ●ペパーミントキャンディ
    ●ホーム・スイート・ホーム
    ●ふるさとの君に 前編
    ●ふるさとの君に 後編

    「禁猟区~」は、時代物といっても
    昭和の前半のお話で、前半の舞台は田舎・・・
    「鹿が裏山に棲んでるようなところってどこかなぁ~」と
    思いながら、読みました。

    「ふるさと~」は別な本(『オーガニック・サンズ』のその後)と
    いうことなので、その後から読むことになってしまった(^^;;

    タイトルとかで、あまり考えずに買うと
    そういうハメになる・・・という見本です(-_-;;

    でも、一番好きだなぁと思ったお話は、「ふるさと~」の後編です。
    『オーガニック・サンズ』も読んでみたいと思います(^^)

  • 時代物ってなんかエロい、特に進駐軍がらみのネタは興味を惹きます。

  • 戦争、身分違いの恋、シリアスです。欲望や暴力といったテーマから目をそらしませんなぁ。密度と濃度が濃いので、もう少し先まで読みたい、くらいが丁度よいのかもしれません。「オーガニックサンズ」という作品の続編も収録されています、こちらはラヴ。

  • 「昭和18年、激動の時代に揺れ動く想い」なんて書いてあったもんだからつい買っちゃいました。悪くはないですよ。

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