働く人びとのこころとケア 介護職・対人援助職のための心理学

  • 遠見書房 (2014年9月20日発売)
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  • 本 ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904536766

作品紹介・あらすじ

新しい産業心理学をひらく

人の役に立ちたい,人を育てたいと思って,専門職を志し,時間と労力をかけて,資格を取得し,職に就いたにもかかわらず,仕事が続けられない状況に追い込まれるのは,なぜなのだろう?

本書は,産業心理学の理論と臨床実践を紹介しながら,人びとが生き生きと働くためには,どのようなことが役立つのかを考えたものです。
人と人とが支援というサービスをする者と受ける者に分かれる「対人援助職」。特に,現代社会では「ケアの外注化」が進み,医療・福祉,介護に対するニーズ が高まり,巨大な産業となっていますが,離職率も高く,うつや燃え尽きなど心理的な問題を抱えることも少なくありません。
こうした課題にどう向かっていけばいいのか。対人支援の現場を中心にした,新しい産業心理学を模索します。

感想・レビュー・書評

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  • 教材として勉強しています…

  • 看護や介護などの対人援助職が直面する困難については現代社会が抱える主要問題のひとつとしてすでに大方に認識はされているはずだが、ここでもまた構造と個の二項軸、さらにそれぞれの下層にひそむ近代的な問題系、いやいやそんなのは幻想だから、現場での社会構成こそすべてだというポストモダンの声。やはりリゾーム論で考えるしかないのかな?

    大学の教科書として編まれた本のようだが、最低限の基礎知識こそ最大限に活かされなければならない。座右に置きたい一冊だ。

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著者プロフィール

日本福祉大学名誉教授

「2024年 『問いからはじめる 発達心理学〔改訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口智子の作品

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